読書記録です。まだの人は読まないでね。
テンポの良いジェットコースター型で、あっという間に読み終えました。ちょっと「登場人物の世界が狭すぎる」ような気もするけど。映像化したら、キレイにまとまりそう。
フィクサーが暗躍してた時代を見てた昭和世代なので、今はこういうIT攻防戦になるんだろうな…とフィクションでありながら、もしかしたらありえそうなお話。アンダーバーな世界で生きつつも人間性のある主人公の女性は、常に「お葬式スタイル」と揶揄される黒のスーツで仕事に臨む。いろんなナゼを掘り下げれば、もっと長くなりそうな内容だけど、私はこうだ!という揺らぎのない主人公が悲しくもかっこいいです。