スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス (宝島社文庫) [Kindle]

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  • 志駕晃の「スマホを落としただけなのに」
    シリーズ第三弾。現状ではこの作品が最新作というこ
    とに。前作のラストの「含み」をどう拡げてくるかと
    期待したのだが、良い意味で「まさかこんな手で来る
    とは!」という驚きが。

    前作に続いて主役を張る警視庁サイバー捜査官・桐野
    と、その宿敵である浦井はもちろん登場するのだが、
    物語の始まりは普通のOLである有希が「公園のベンチ
    でスマホを拾う」、という第一作を踏襲した感じなの
    がまず面白い。この新たなキャラクターも含めた主役
    クラスの連中がランダムに語り部を務める構成。読者
    のミスリードを誘う展開だが、「そうはさせるか!」
    とばかりに注意した・・・のだが、まぁ見事にやられた。

    今現在を考慮すると「かなり近い未来の話」というこ
    とになる。その辺りの想像を膨らませながら読むと本
    当にドキドキするし、またもや「実際に起こりうる」
    と感じてしまったのだから凄い。

    シリーズとしての惹きも充分に残した上でのラスト、
    実際のところかなりすばらしいと思います、ええ。
    続編出たら即買いだな、コレ。

  • 書店で取り寄せてまで読んだ甲斐がありました。ミステリーとしては外せませんね。

  • スマホシリーズ最新作。
    少年漫画脳だから浦井と桐野くんがもっと友だちっぽい事する展開あるかと思ったけどそんな話じゃなかった、いや浦井が手を止めただけでもすごいんだけどもわたしの脳が…
    有希ちゃんがホステスなのはまぁそうかなとは思ってたけど兵藤さんはびっくりしてしまった、いやいや何年前から準備しとんねん。桐野くんよく殺さなかったな。私ならその場で撃ってた。有希ちゃんはマジで幸せになってくれ。

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著者プロフィール

1963年生まれ。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品『スマホを落としただけなのに』にて2017年にデビュー。他の著書に『ちょっと一杯のはずだったのに』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』がある。

「2022年 『たとえ世界を敵に回しても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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