Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法 [Kindle]
- サンマーク出版 (2020年1月22日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (280ページ)
感想・レビュー・書評
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私たちは、間違った思考や思い込みによって判断を誤ったり、失敗したりしがち。
この本は、私たちが陥りがちな思考や行動の誤りがわかりやすい例と共に紹介されている。
特になるほどと思ったのは
・NIH症候群(自分のアイデアの方が重要だと思い込む)
・社会的比較バイアス(自分より優れた人を応援しない)
・無駄話する傾向(思考が明瞭であれば、発言も明瞭になるが、思考が不明瞭であれば、発言は無駄話になる)
・考え過ぎの危険(感情で判断すべきものと、論理で考え過ぎる)
・後悔への恐怖(「最後のチャンス」と聞くと、分別をなくす)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
52つのあるある。
52こ目に「知識だけじゃ上手くいかない」とオチを添えてw -
2020年最良の本。平均や統計が意味をなさない場面や、陥りがちな不合理な人の習性などについて書かれている。
読書はこれくらいにして、本当に自分のためになる何かを始めよう。 -
背水の陣
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比較しすぎると、いい決断ができない
決断疲れ
注意の錯覚
自分の視界のなかで起きていることは、ひとつも見逃さない と思い込んでいる
実際には、自分が見ようとしているもの以外は、見えなくなっている
選択肢のみ過ごし
一つの選択肢を次善の選択肢と比較することをつい忘れてしまう傾向
多額の負債を抱える会社は負債のない会社よりもずっと収益性が高い
利益を上げていない会社は融資を受けられない。
そうした会社は自動的に負債のない会社に振り分けられる
目立つものに惑わされないようにしよう
期待には影響力がある。 現実を変える力がある
株式市場のように「あなたがコントロールできないもの」に対しては期待値を下げたほうがいい
自分がトップに立てるような「得意分野」をつくる
「人と自分を比較する」のを辞める
誰もが「自分の得意分野」に偏ったものの見方をする
リスクは予測できるが、不確実さは算出できない
経済は、リスクを把握できない「不確かな領域」
軽率に間違った判断をするのを避けたければ「あいまいさ」に耐える必要がある
情報が多すぎると決められなくなり、決断の質も下がる
「考えすぎる」とうまく動けなくなる
「欠けているものを見つける」のは「存在するものを認識する」よりずっと難しい
成功も大惨事も「誰かひとり」のせいではない -
いろいろな心理実験をもととした考え方のノウハウ。役に立つ。
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[目的の明確化して後は全部削れ]
広義的なシングルタスク。
トレードオフとオールイン
選択(決断)と捨象を強く言った本。
すべきでないこと は 「すべきこと」より、
はるかに影響力があるのだ。
→やらねば<やらない
1つやること決めたら2つやらないことを考える
結論。私たちはできるだけ多くの「選択肢」を持って、どの可能性も排除せずに保留にしておこうとする。だが、それでは成功にはつながらない。
ドアを閉めることを学ぶべきなのだ。
→なにかやるには集中が必須。
だから決意には減らさないといけないものがある。
決意の強さ=減らす力になる。
背水の陣的なこと?
企業のビジネス戦略のような「人生の戦略」を持つようにしよう。ビジネス戦略というのは、特定の選択肢を除外するための意志表明にほかならない。
→目的の明確化=無目的の排除
やりたいがあるから、できない、やらないを決める
トレードオフを頭に入れる。
逆から考える。 -
シリーズ通して、作者の調べたことを簡易にまとめて紹介してもらっている感覚で面白く読める。
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3部作のひとつ。
思考の罠ありすぎ。人間は合理的な生き物ではなく直感的な生き物なんだね -
陥りやすい人間の思考の癖をテーマとする本です。
コラムをまとめたものらしく,読み易いですが,その分,系統だった記載ではない印象を受けました。
この手の本は,読むだけでは意味がなく,いかに実践して,自分の血と肉にするかが重要だと考えます。
私も,スマホのニュースアプリは何となく開いてみてしまうのですが,役に立つ情報もあるけど,確かに知らなくてもいいことに時間を費やしていることの方が多いかもしれません。
情報の接し方について,見直してみようと思います。