応天の門 12巻: バンチコミックス [Kindle]

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  • 貞観の大噴火が起こり世情が不安定になります。そして、応天門の変で対立する源信と伴善男の家人同士のトラベル。伴善男が源信にアヤをつけようと謀略を巡らせるところで幕。物語はいよいよ本題に入りそうですね。コミックは電子書籍で購入していますが、(Amazon以外だと)発売日がひと月位遅らされます。どんな事情があるのか、不満です。

  • 道真殿、盗人に疑われる。業平様、桃源郷を見る。忠道、道真と遇する。12巻。よりにもよって業平様不在のときに盗人と疑われる道真殿。使いたくなかっただろうに卑怯な脅し方で首の皮一枚つなげる。そして基経と相まみえる。大納言様といい基経といい、やっかいな御仁が道真を認知していくのは心臓に悪い。業平様、桃源郷は、巡検中に遭遇した隠り世。枯れ尾花の正体はいかほどに。京だけが国ではないことを道真殿は知ってはいるが理解はしていない。業平様との実地研修で彼は何を思うのだろうか。

  • 道理に合わないことを嫌う潔癖な道真が、知恵を振り絞って道理に合わない不正をかいくぐるには限界があると知り、不正を根本から正すためには権力を握らなければならないと、様々な人の営みを見て腹をくくりつつあるようだ。

  • 桃源郷のお話、面白かった。何かの番組で、昔、税逃れのために女ばかりが生まれるように見せている村がどれだけあったかという統計は見たけれど、なるほどと思った。本当の学とは、机に向かって得られるものではなく、生きるために培われた知恵だと気づいた道真。茨の道と知っていて、これから歩んでいくのだろう政の道の入り口を、道真はどうくぐっていくのかな。

  • 「あの世」の話は面白かったです!だんだん道真が大人になってきて、それも楽しみ! #本 #漫画 #応天の門 #灰原薬

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著者プロフィール

はいばら やく
漫画家。東京都在住。女性。
元々は同人作家として和泉八雲名義で活動。2006年に「コミックZERO-SUM」にて『とかげ』でデビュー。2017年、在原業平と菅原道真が怪奇事件の謎を解き明かそうとするクライム・サスペンス作『応天の門』で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、これが代表作となる。

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