1%の努力 [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 思考がすべて。思考で生き方がおもしろくも、つまらなくもなるから。

    思考が大事。どういう考え方をするか。そこから行動が変わる。
    著者は今や富裕層であるが、成長の過程で身についた庶民感覚をもっている。本書から垣間見える、ひろゆき氏の庶民感覚は、必ずしも上品とは言えないが、生きる力強さを感じさせる。周囲の多様な生き方をみて育ち、ただでは倒れない、そして、どんな形でも生きていけるという一見達観した考え方ができるようになったのではないかと思う。様々な苦境に立たされても、それを最終的には血肉化できているのもそうした考え方に依るものとだと感じる。
    私自身も自分の思考を大切にして、優先すべきことを優先しながら、困難や苦難に立ち向かっていきたい。

    以下は巻末から、ひろゆき氏の思考のまとめの一部を抜粋したものである。

    思考2 「この人とは「前提が違うんじゃないか?」
     「なんでそういう考えをしているのか」を予想してみると、新しい考え方にも寛容になる。どんな人からも学べるのだ。
    思考6 「片手は常にあけておけ」
     両手がいっぱいだと、何も新しいことがはじめられない。まずは手放そう。スケジュールに余白をつくろう。
    思考8 「自分に取っ手の「大きな岩」は何だろう?」
     壺の中に最初に「大きな岩」を入れないと、後か間はなくなってしまう。砂利や砂や水は、後からでも入れることができる、その順番は、自分が決めるしかない。
    思考9 「これはロジックの世界か、趣味の世界か」
    思考12 「世の中はチョロいし、意外とちゃんと回っていく」
     社会は、所詮、自分と同じような人間が運営しているだけ。構える必要はない。
    思考19 「やられたときだけ、やり返す」
    思考25 「現場レベルのサブスキルを持っておく」
     漫才を審査できるのは、漫才をやった人にしかできない
    思考29 「最後に勝つにはどうしたらいいか」
     どんなに勉強を頑張っていたとしても、大学に受かっていなければ誰も評価してくれない
    思考33 「自分は「いい人」に見えているか?」
     そこにいるだけで場の雰囲気を明るくさせるころ、コミュニケーションを円滑にすること。そういう才能はバカにできない。
    思考41 「この人は何を求めているんだろう?」
     相手が何を求めているのかにフォーカスしよう。そこが自分と一致しないかぎり、うまくいくことはない。
    思考44 「調べる労力を惜しんでいないか?」
     学ぶことを面倒に追わない方が、人生は楽しい。
    思考47 「ブラックボックスの部分を持っているか?」
     世の中には、弱者の方が多い。弱者は弱者なりの守るべきものを守ろう。正直に生きる必要はない。権利は主張し、食い扶持を手放すな。自分の人生は自分で守れ。

  • 特に新しい知見を得たとか新鮮な読後感というほどではないが、悪くない。ちょっと頑張りつつも楽しく生きたいという、多くの人がなんとなく感じている事が分かりやすい文章にまとめられてたと思う。まあ、なかなかうまくはいかないけれど。
    ひろゆきさんについて知っている事は大してなかったので、どういう環境で育ったかというエピソードは興味深く読んだ。

  • 違った視点から物事を考えれる人だという印象が残った。

  • 気楽に生きれるような気になりました〜。
    元々、似てるかも笑笑

  • ひろゆき氏に関して、YouTube等でよく見るが、著書を見るのは初めて。
    彼は学者ではないので、まぁまぁ適当なことを言っていたり、見識者から見れば知識が浅いと感じる部分もあったりするし、彼の「論破力」的な部分はうさんくささを感じているものの、総じていろいろなことを自分なりに考えて理論を構築しているという点や、日本人が美徳としていたり、大切だと思っていた事柄に対して「それっていらなくないですか?」という視点を提示していることについては非常に参考になると思っている。
    生きていけるのであれば、楽して生きることは決して悪いことではなく、得意な部分に資源を集中して努力する(1%の努力)ことでそれが実現できるのであればいいじゃん、という価値観は参考にしたいと思っている。

  • ■評価
    ★★✬☆☆

    ■感想
    ◯ひろゆき氏の考え方、頑張るのではなく、流されてもいいポジションを取っていくという人生哲学を語った本。

    ◯納得できる部分もあった。ポスティングなど本人頑張っていないのに褒められるなど。目的がコンプリート欲だったというのは実感があって面白い。

    ◯「上の判断が良ければ、下がテキトーでもうまくいく」という切り口は面白かった。

    ◯行き方がゆるいように見えても、好奇心はめちゃくちゃ強いというのがよくわかった。

  • メモ
    ・特殊なポジションに手を挙げる
    ・言語の壁を越えられるスキルを身に着ける
    ・自分は「いい人」に見えているか

  • 自叙伝みたいな。
    性格も、
    生まれた環境も、とても大事なんだなぁ。

  • 言っている意味が、終始分からなかった。文章が論理的なようでいて、何も(私には)伝わらず。別世界の人なんだな、と思った。

  • いかに少ない労力で幸せに生きるかということを教えてくれる一冊。
    昨今は少し変わりつつあるが、以前は「目標を掲げてひたすらその目標に向かって努力する」ということがすばらしい生き方のように唱えられてきたし、「努力することはすばらしい」「努力すればなんでもできる」などと、努力することを礼賛するような風潮も多かった。
    努力を美徳と考える風潮はいまだ強いが、本書はそのような風潮に一石を投じる内容となっている。
    がむしゃらに努力をし続け人生に疲弊している人に、是非読んでもらいたい。
    内容は、特段すごいということはなく、常に楽な方法や裏道を探りながら生きている人にとっては、当たり前のこと・普通のことに感じる。親や先生の言うことをしっかり忠実に聞いて実践してきたであろう優等生タイプの人には、新鮮な内容に映るだろう。

    著者のひろゆきさんは動画の配信もやっていて、Youtubeなどで多くの動画を見ることができる。
    しかし、最小の労力で彼の思考のエッセンスを吸収したい方は、動画をあれこれ見るよりも彼の著作の目次(本書なら巻末のまとめ)を読んで、気になるところだけ読むというのが良いだろう。一冊すべて読んでも一日とかからないので、切り抜き動画をいくつも見るよりタイムパフォーマンスは良いだろう。

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著者プロフィール

ひろゆき(西村博之)
1976年生まれ、東京都・赤羽育ち。中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人、Twitterのフォロワー数は230万人を突破。 主な著書に、『論破力』(朝日新書)、『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』(三笠書房)、『無敵の独学術』(宝島社)などがある。

「2023年 『ひろゆきツアーズ 世界ぐるっと物見遊山の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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