- Amazon.co.jp ・電子書籍 (502ページ)
感想・レビュー・書評
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とても読み応えがあった。物語の中で起こる出来事やその流れは、そこまで珍しいプロットという感じではないが、圧倒的な自然描写の中で、孤独に生きる主人公が他者を求め、その過程で傷つくさまも、湿地の生き物のありようの一部のように感じられる。それでいて主人公への共感、応援の気持ちも自然とわいてきてひとつひとつの物語の展開に心が動く。
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後半は意表を突く展開の連続にページをめくる手が止まらなかった。そして読後は、興奮満足虚脱がないまぜになりしばし呆然。
本書は様々な要素で組み立てられているが、それらがひとつの奥深い物語にしっくりまとまっていて非常に読み応えがあった。-
ぱらりさん、はじめまして。
タイトルの『ザリガニの鳴くところ』、えっ?ザリガニって鳴くの?と幼稚な興味の持ち方ですが笑、多くの方がこちらの...ぱらりさん、はじめまして。
タイトルの『ザリガニの鳴くところ』、えっ?ザリガニって鳴くの?と幼稚な興味の持ち方ですが笑、多くの方がこちらの本を本棚に並べているのでとても興味がある作品です。
タイトルと綺麗な表紙、どんなストーリーが展開されるのか早く読んでみたいです(^^)いつも本棚やレビュー参考にさせて頂いてます。
今後ともよろしくお願いします!2023/11/06 -
アンシロさん、コメントありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
この本は刊行当時、ラジオ番組で推し本として紹介されて読みたい...アンシロさん、コメントありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
この本は刊行当時、ラジオ番組で推し本として紹介されて読みたいと思っていましたが、まさか3年も温めていたとは(携帯のメモには常に読みたい本がいっぱいで、消化しきれない)。
アンシロさんは、何を参考に本を選ばれていますか。最近私は、雑誌クロワッサンに掲載されている書評に注目しています。幅広いジャンルから毎回3冊紹介されていて、どれもおもしろそう。いくつか読みましたがハズレなし。選者は瀧井朝世さんという方です(失礼ながら存じ上げません…)。
ブクログを始めて日が浅いのですが、こうして本好きの方と交流できてるって楽しいですね。2023/11/06 -
ぱらりさん、こんばんは。
ラジオ番組や雑誌から読む本を選んでらっしゃるんですね。『雑誌クロワッサン』と聞いてもしや!!と思ったら、Amaz...ぱらりさん、こんばんは。
ラジオ番組や雑誌から読む本を選んでらっしゃるんですね。『雑誌クロワッサン』と聞いてもしや!!と思ったら、Amazon Primeで無料で見れたので早速最新号を(^^)確かに「話題の本、気になる本」のコーナーで3冊紹介されていました。いい事をお聞きしました☆知らない作家さん、作品でとても面白そうですね!
私は半年前に東野圭吾さんをきっかけに読書を始めて、同時にブクログも始めました。ブクログを頻繁に見ているので、本棚から目を引く表紙と評価が高いもの(☆3.6以上)、レビューと本のジャンルから選んでいます。読むペースに対して、次々と読みたい本が湧いてくるのでパンク状態 笑。ぱらりさんの携帯のメモと同じですね。
感想を読んでコメントをつけさせて頂いたり、談話室でおすすめを投稿したりとブクログでの交流を楽しんでいます(*^^*)2023/11/07
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ミステリ小説のつもりで読み始めたので思っていた作品の雰囲気とは少し異なっていたが、それはそれとして面白く読めたので良かった。
作品の内容的にも文章量的にも個人的にはかなり重めだった。
作品全体を通して自然に関する細かい描写が印象的だったが作者がその筋の学者の方と知り納得。
主人公が遺した詩によって犯人がわかるというのが面白い。テイトがそれを燃やすのも含めて良い終わり方だと感じた。 -
映画を先に観るか、小説原作を先に読むか問題に直面した経験がある人は多いと思うのですが、この作品に関しては、絶対に小説から先に読むことをお勧めしたいです。
「地元の人気者」の死体が発見されて一人の女性に殺人の疑惑がかけられた現代から始まり、その事件の10年以上前と現代を行き来していく構成が見事で、この月日の間隔が次第に短くなっていくにつれて、事件の真相に近づいて行ってることを肌で感じるので、後半になればなるほど読む手を止められなくなる構成になってます。
この構成は小説ならではと思うし、「文章」や「詩」という、映画で表現すると間延びで冗長になってしまうキーワードを自然と描写できるのは「小説」という形態ならではと思い、こちらの要素を割とバッサリ切り捨てた映画版は、小説とは異なる方法で作品の魅力を伝えようとしたんだな、と感じます。
文句のつけようがない、引き込まれる作品だったのですが惜しむらくは、ミステリー小説終盤に見られる「衝撃的事実」が明かされる直前にワンクッションとして用意された「その事実を予感される前振り」を見逃してしまった点ですかね…。
名作のクライマックスは決して、閉店間際のカフェや目的地間近の電車内のような、時間を気にする場所で読んではいけないと学びました…。 -
Audibleで読了。
文句なく素晴らしいストーリー。
私的に2022に読んだ最高傑作。
主人公の幼い頃からの成長物語と、一見何の関係性もないと思われる現在進行形の捜査。その2つがじわりじわり撚り合って一本のロープになるように絡みあいつつ、最後はブツって切られて落ちる。痛快さが後に残りました。
生物学の知識にくるまれた性描写もドライでいい味。
物語中、老練の弁護士が陪審員の白人たちに向かって訴えかける最終弁論には涙さえ浮かびました。
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作者の人間、動物、植物への愛が溢れすぎて、なんでもない箇所で涙してしまった。
孤独を一度でも感じたことのある人なら、読んでいて主人公の少女を応援したくなるはず。応援どころか私の場合は、もう主人公の少女を生きていた。そう!生きるって偉大なことなんだなと、この本に教えられた気がしている。私ひとりが存在するまでに、かなりの数の先祖や人が関わっている訳で。それを無駄にしてはいけない、という気持ちが溢れた。
生きるだけでもすごいこと。とにかく一所懸命に生きる。それだけでも充分な気がした。
そして、衝撃のラスト!
作者はこの本が小説家としてのデビュー作というが、すごい才能!
サスペンス性がありながら、愛と野生に満ちた他に類をみない物語だった。 -
心が動かされた
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今年ベストかもしれない!
予想できないラスト
読み終わると ほら 静かな暮らしにあこがれる