- Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 4910159230509
感想・レビュー・書評
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ポリネシア大陸 ー 月刊たくさんのふしぎ
2020年5月号。字の大きさは…大。
今月号の特集は、ポリネシア大陸です。
ポリネシアとは、「多くの島」という意味のギリシャ語で、太平洋上のタヒチを中心にして、北のハワイ、東のイースター島、南西のニュージーランドを結んだ三角形の内側の地域一帯を指します。
2006年、遺伝子の研究から、サツマイモは、3800㎞離れたペルーからイースター島へ、鶏は、4000㎞離れたタヒチからイースター島へ、さらにペルーへ渡ったたものだとうことが明らかになりました。これを知ったとき、モアイ像で有名なイースター島は、絶海の孤島といわれますが、本当はそうでなく、かつてはポリネシアの島々では交流があったと思われます。
古代ポリネシア人は、ふたつのカヌーを横に並べて繋いだアウトリガー船を使ったのではないかといわれていますけど、そんなもので4000㎞もの海を航海するとは信じられないですが、ポリネシアの北のハワイ、東のイースター島、南西のニュージーランド、そして東のペルーの遺跡を見ていくと、同じような遺跡が有るのが分かります。
【読後】
4000㎞というと、北海道の知床岬から九州の種子島まで直線距離で2000㎞ですから、その倍の距離になります。大きな船もない時代に、古代ポリネシアの人達は、この大海原を自由に行き来していたものと思われます。考えただけでも凄いとしかいいようがありません。
2021.04.07読了
※シリーズの感想と読了日
うれし たのし 江戸文様 (月刊たくさんのふしぎ2021年1月号) 2021.02.18読了
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/B08NSB2DN9
おんまつり (月刊たくさんのふしぎ2020年12月号) 2020.12.07読了
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/B08L1KF7GY詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「絶海の孤島」ということばが、実は現代人の思い込みかもしれないということを、この本は教えてくれる。
海は人類を隔てるものではなく、つなぐもの。環太平洋から、南米大陸へ。そして人類発祥の地アフリカから世界各地へ。私たちの祖先が辿った足取りの謎はまだまだ明かされていない。 -
ホームページがシンプルで見やすく、子供と一緒に選べる楽しさがあります。
地理に限らず様々な分野の雑誌が毎月出版されているため、好奇心の幅が広がりやすい点がいいなと思いました。実際に現地に赴かれた方のお話や現地の写真がふんだんに使われており子供も読みやすそうな印象を持ったため、選ばせていただきました。 -
中2のぼーずといっしょに謎解き感覚で少しずつ読んだ。
タイトルから、いわゆる失われた伝説の大陸のことかと思ったが、そういうことではなく、ニュージーランドやハワイ、南米大陸に囲まれた太平洋に散在するポリネシアの島々にはイースター島のモアイ像に似た巨大な遺跡など共通した文化が見られる、というお話。