もう4巻。もちろん最初から面白かったのですが、巻がすすむごとにさらに面白さが増してきた♪
3巻でアーニャが「星のごほうびに犬が欲しい」と言ったことからこの巻からは新しい家族が増えます。
新しい家族・犬のボンドは未来が見える犬。ボンドの脳裏に浮かんだ未来の図をアーニャが読むというスタイルができてくると次の巻からはアーニャとボンドのからみも楽しみになってきます。
ただ、ボンドの脳裏に浮かぶ映像って必ずしも未来予知のものばかりでもないような気もしますがどうなんでしょう。
今回登場した西国情報局の管理員(ハンドラー)である女性にも注目したいです。
彼女が工作員である学生に入ったセリフがよかった。
長いので若干端折りながら抜き書きします。
「人を殺したことはあるか。殺されことはあるか。砲撃で手足がちぎれたことは?骨が砕かれる音を聞いたことは?たたれる肉の匂いを嗅いだことは?目の前で親兄弟が崩れた家につぶされていくのを見たことは?」
(以下数例、戦争で実際にあっただろうなむごい出来事を見たことがあるか・身近にいたことかあるかを問い続けます)
そして
「大学では「戦争」を習わなかったようだなボウヤたち」と言い放ちます。
そうだね、これが「戦争」なんだね。。。
そういえばこのマンガは冷戦時代のヨーロッパがモデルになっていることを考えると、実際の冷戦時代を知っている世代の人だと読みやすいかも。