Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる [Kindle]
- 日経BP (2020年4月17日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (295ページ)
感想・レビュー・書評
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日本語版序文から引き込まれる。
中身を読むのが楽しみだ。 -
組織活動には行動を規定する”文化”があるべきで、それを組成員に周知してもらうには・・・という本。
そもそも「どういうチームであるべきか」のような共通認識を持つことは組織だけでなく人間としても成長するために必要な気がする。「成長したいと思う人」になってもらうには必要な機能というか。
一方で日本の場合はペナルティの与えづらさがあるよなぁと。 -
良い書籍と感じました。
たまに読み返します。 -
『HARD THINGS』の著者としても有名な投資家、ベン・ホロウィッツが企業文化について書いた本。著者の経歴やタイトルからは意外なことに、武士道やチンギス・ハーンなど、歴史を事例に強い文化の作り方を語っていく。
雑にまとめてしまえば、全てはトップの行動で決まるということだ。どんなに素晴らしい理念を掲げていたとしても、トップの行動がそれに反していたら意味はない。文化を作る上で「ショッキングなルールが有効」とあるが、これは何を優先しているのか行動で示すと共に文章化してあるから効果があるのだろう。ルールは具体的で、誤解の余地が少ない。だから徹底することができれば、文化の構築に役立つ。
本書の例には出なかったが、トヨタはやはり文化構築の点でも優秀だったのだと思う。特に「あんどん」は分かりやすい。問題を解決するまで次に流すなと言っても、それを実行するのは難しい。しかし「あんどん」という誰の目にも分かる仕組みを用意し、停止表示がなされたなら、偉い人たちもそれに従う。そして異常でラインを止めた者に対して礼を言うところから始める。充分にショッキングなルールで、会社の価値観がはっきりと示される行動である。しかし最近トヨタは自動車整備関係の不祥事があった。点検に関しては文化の構築に失敗しているのたろうか。