モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 3歳 〜 12歳 の子ども対象 [Kindle]

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想・レビュー・書評

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  • 子どもに関わる仕事をしているので、改めて勉強になった。
    子どもを見守ることと放置、放任は違うというけれど、、境目は結局その子の将来のためになるかだから子どもにしかわからないのでは?と思っていた。
    子どもを1人の人として尊重するけど、大人がよきリーダーとして少し引っ張ってあげる(導いてあげる)という部分に少しホッとした。これが難しいけれども…
    大人に対しても、アクティブ・リスニングを意識していきたいと思った。



    ★ ほめるという行為で褒美を与えることは、罰と同じように、無意識であったとしてもやり方によっては子どもたちの行動やモチベーションを外的にコントロールし、その子の本当にやりたいことの妨げになる可能性がある

    ★ 無条件の接し方では、考え方や行動の理由をまず考えます。そして、そのうえで一緒になってベストな解決策を見つけだします。もちろん大人がリーダーシップをとって子どもを引っ張る必要はあります。ただこれも子どものことを信頼し、いろいろなことができる一人の人間として尊重しているからこそできることです。

    ★ 子どもと正面から向き合い、誰のための子育てかを考えるということ
    ★ 子どもの気もちを受け入れながらも、子どもにとって自信をもったリーダーとして寄り添うこと

    ★ 親がもつ子どものイメージは、その子が大人になったときの行動を左右します。
    ★ ブロックやパズルを多く経験した子どもたちのほうが、空間認識力が高くなる
    ★ 人形遊びやおままごとを多く経験した子どもたちのほうが、コミュニケーション能力や社会情緒的能力(相手をなぐさめるなど)が高まる

    ★ 親がよきリーダーであるということは、子どもにとって心の安定につながる大切なことです。
    ★ 子育てにおけるよきリーダーとは、子どもに向き合い、気もちに寄り添いながらも、必要な制限を設け、子どもに道しるべを示す人を指します。
    ★ 子どもが必要としているのは、大人がどっしりと受け入れてくれるという安心感です。

    ★ 本来子どもが求めているのは評価ではなく、何かを達成したとき、新しいことを発見したとき、嬉しいことがあったときに、大好きな両親や先生とそれを共有すること
    ★ 喜び・興奮・驚きなどといった感情を、大切な人と一緒にわかちあうことで、自分の居場所があるという感覚が生まれ、幸せな気もちになる

    ★ 注意深く自分の話を聞いてもらい、受け止めてもらったと感じることによって、自分の感情や問題と向き合い、親や大人に頼ることなく、責任をもって自分のために考える力が身につくようになる

    ★ 反映力とは、話し手の気もちや問題を反復・要約しながら、いかに相手の話を同じ温度で理解してあげているかを確認するプロセス

    ★ 受け入れてもらったと感じた子どもは、心を閉ざすことなく、親と気もちや問題を共有しやすくなっている
    ★ アクティブ・リスニングはただ黙って受動的に聞くのとは大きく異なります。子どもの問題を一方的に解決してあげるのとも違います。大人の価値観や判断というフィルターを通さずに、子どもの世界に寄り添い、心から子どもの話に耳を傾けるのがアクティブ・リスニングです。こうすることで最終的に子どもが自分の力で考え、解決できるようになるのです。

  • 相手の人格を尊重して話を聞くのは大事。

  • 星3.3 とても軽く読める、30分強でいける。 マインドセットの本で読んだ内容の硬直マインドセット、しなやかマインドセットになる実験らへんが載ってて、マインドセットの本読み直せばカバー出来ると思った。

  • <読む前>
    育児書関連でAmazonレビューがやばかったので読んでみる。

    <感想>
    期待通りやばかった。
    辞書みたいな感じで使えるのいいね。
    育児書がめちゃくちゃ売れてるの子どもにも人権が出てきたみたいで嬉しい限りやな。

    #本
    #読書
    #読書倶楽部
    #読書記録

  • 子どもを一個人として尊重して対応すべき、ということなんだろうけど、実際に実践できるか…と言われると、なかなか難しいなぁと感じてしまうところもあった。

  • 内容はいいけど、例文などの文体が固くてちょっと読みづらい

  • 子どもとの接し方は幾つかの本を読んだり、実際に子どもに接しながら試行錯誤しているが、すぐに自分の接触方法の目に見える効果が出る様なものでもなく、また、分かっているけれども飴と鞭の様なやり取りをしてしまっているケースがあるのも事実。

    無条件の接し方を意識して、自己満足ではなく、愛情の駆け引きで子どもをコントロールすることを無意識にインプットせず、子どもの考え方や行動の理由を考えながら、解決策を伝えるのではなく一緒にベストな解決策を見付ける事を再度気にしていかねば。

    無条件子育ての原則を再度意識したい。

  • ちょうど子どもが三歳になりました。表紙の「3歳児検診で全家庭に配布すべき本」というコメントに目が留まり購入に至りました。
    現在、子どものイヤイヤ期も絶賛継続中です。基本的には本人の発言、行動を否定せず受容することに意識を置いていますが、自身の余裕がない際には感情的な対応になってしまうことが多くあると感じます。声掛けやかかわり方のエビデンスを学ぶことができ、すぐに実践に活かせる内容だと思います。自分の価値観を押し付けることなく一人の人間として毎日向き合っていきたいと改めて感じます。今までのかかわりを振り返り、今後のかかわりを考えるきっかけになる本だと思います。

  • 思ったよりも子供に限らない傾聴的な技術だった。
    育児をする際は参考にしたい。

  • 以前から気になっていた子供への声掛け。
    褒め方はおざなりも人起因も良くなくて、プロセスを褒めようというもの。全体的にそうだよねと思うものの、ついつい「すごーい!」って毎日本気でそう思ってるからそのまま言っちゃう。不思議よね。

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著者プロフィール

モンテッソーリ&レッジョ・エミリア教育研究者
上智大学卒業後、カナダのバンクーバーに渡りモンテッソーリ国際協会(AMI)の教員資格免許を取得。カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、英国オックスフォード大学にて修士(児童発達学)・博士号(教育学)を取得。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員養成に関わる。著書『自分でできる子に育つほめ方叱り方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、12万部を超えるベストセラー。

「2022年 『0~18歳までの家庭でできるモンテッソーリ教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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