要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 [Kindle]

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  • サンクチュアリ出版
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感想・レビュー・書評

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  • 仕事はタスク管理で差がつく。
    タスクの漏れ・忘れ・先延ばしで地雷を踏んで落ち込む、という経験がある人は本書でタスク管理のおさらいをした方が良い。
    私もこの領域で何度も失敗を繰り返しており、本書に手を伸ばした。

    前提として自分は漏れる・忘れる・先延ばすということをしっかりと自覚した上で、予防の仕組みを生活に組み込むこと。
    本書には、そのための経験に裏付けられたテクニック集が行動・メンタル両面にわたってまとめられている。
    タスク管理のごく初歩的な事項も、要領の悪い人が陥りがちなミスとその原因まで掘り下げて、まとめてくれているのが助かる。

  • 仕事をしていると多量のやる事(タスク)に追われて毎日疲弊していました。
    一生懸命にこなすけれど、次から次にやることは出て来て手に負えずミスが続いていました。
    この本に書かれている、目の前の事だけに集中するように手をかけていない書類は視界に入れない所に置き、手をかける前に手順書を書く様にしました。
    それだけで目の前の仕事に集中出来てミス、やり直しが少なくなり、手順を書く事で次の作業を考えずにただ実行するだけになり、疲労も少なくなりました。
    注意欠陥を感じている方、忙しい方に是非薦めたいです。

  • こういった仕事術は社会人になる前に知りたかった。
    学びの面で言うと、やはりわからない部分を人に代わってもらうより自分ですべて対応しようとする方が学びに繋がるのでは?と思った。現職場の上司もそのような感じで場数をこなして学んでいった人が多い。
    要領の善し悪しは周囲の人間から与えられる印象でしかないはごもっともだ。


    全体を通して思ったのは、手順書がいかに重要かだ。
    下記の繰り返しで徐々に手順を覚えていく。

    書き出したタスクに更に手順を加える

    その中でも自分担当のものか、他の人担当のものかを確認する

    タスクと手順に仮の締切を入れる

    終わらせることではなくタスクの一番最初の手順を意識して行動する

    誤字脱字の発見方法は書いた文章を音読することというのは、よく職場でも上司から言われ、一度印刷して文章を確かめて読んでみるというのがミスが発見しやすくて良い。

    あと名刺へのメモもよく言われた。交換した日にちやどんな案件で打ち合わせに行ったのか等を記録するが、その人の特徴などをメモして顔と名前が一致するようにする必要もありそうだ。

  • これは、実行できるかできないか、
    ちゃんと自分に取り込めるかどうかは別として、
    面白かったです。

    「忘れ物、ミスが負い
     先送りしてしまう
     人間関係がつらい
     片付けが苦手
     ”しんどい”がラクになる。」

    これもまた、タイムリーすぎて手にとった一冊です。

    とにかく手順書。
    段取り、細かくタスクを作ることが大事。

    やっぱりそうですよね。
    それが分かって見えるようになると、
    安心して落ち着くし、
    やらなくてはいけないことがわかるから、
    心構えもミスも減る。
    -------------------------
    1.名前をつけて書き出す
    2.タスクの手順を書く
    3.「誰がやるべきなのか」を明確にする
    4.タスクと手順に、仮の締切を入れる
    5.最初の手順だけに注目する
    -------------------------
    あとのことは、考え方とか細かな対応方法ですが、
    とにかく大事なのは↑の方法です。

    私的にはかなり実用的な一冊でした。
    以下、備忘録です。
    -------------------------
    ・決めごとは「ヒト→モノ」の順番で
    ・先送りしてしまうのは「身体がやり方を覚えていること」から先にやりたくなるという性質が原因。
    ・慣れていない作業をするよりも慣れた作業をするほうが、よっぽどラクで簡単だからです。
    ・ミスこそが最高の手順書をつくる
    ・集中力を持続させたい→自分の行動を実況中継してみる
    ・トラブルが起きるとテンパる→呪文「しびれるなぁ!」で状態異常を回復

  • 仕事ができない人向けに書かれているのが良かった。

    仕事内容を出来る限り細分化した手順書を作り、それに従って進めていく。
    始めの方に書かれていた内容だが、これに尽きるなと思ったので実践していこうと思う。

  • 毎日の小さな悩みに寄り添う対策が優しい言葉で簡潔に書かれていて、読みやすかった。社会人2、3年目の仕事を覚えてきた頃に読むのがおすすめだと感じる。今後特に取り入れたいと思ったのは以下。
    ・小さいタスクは大きいタスクのついでにこなす
    ・手順書によって「良い先送り」をする
    ・クレームを受けたら、まず相手の話を一通り聞いて落ち着かせる
    ・他人のヘルプは「ついでの仕事」程度に考える→見返りを期待しなくなる
    ・注意を受けたら注意された内容だけに集中。余計なことまで考えない
    ・人前で注意されたら恥ずかしいのは当たり前
    ・理不尽な扱いを受けたとき、真実を知ることに意味はない。いろんな事情によりやむをない事もあると心得る
    ・気が進まないメールは「まず書く」

  • 凄くわかりやすかったです! パッと見てわかる、その状態はストレスなく読み進めることができました。

    とても基本的なことなので、社会人として何年もそつなくこなしてきた方々には響かないでしょうけれど。社会人になって間もない方や、仕事の手前、準備段階からよくわかっていない方には良いと思います。
    わたし自身、こういったことを誰かに教わったことも、自ら学んだこともなかったので、真似したいと思うことが数多くありました。読んで良かったです!


    (以下、読みながら綴った感想)


    2023/03/07 p.002-055

    p.031
    “この「何をするんだっけ?」をなくす仕組みが、CHAPTER 1でお伝えした「手順書をつくること」です。手順書こそが段取りの悪さを解消する第一歩。”
    そうですね。何をやればいいのかわかっていると、止まる時間が短いです。それに別のことをしたくなった時、「こっちが先!」と自分を止めることができます。

    それに、今後自分に後輩ができて、やり方をお伝えする時にも役立ちます。自分がわからなかったところは、別の人もわからない可能性があります。
    最初からわかる人でも、気をつけるポイントになります。どんなに凄い人でも、人間ですから。心身の状態が万全である日が毎日続くとは限りません。不調な時でも指針があると、心強いです。

    p.032
    “完全にキャパオーバーです!”
    少し前の自分です……。
    というか、ページ数の横にも文字があったのですね。読まずにページをめくってしまうところでした……。気づいて良かったです。

    p.033
    “仕事がうまくいかないときや、思うように進まないとき。そんなときは自分を責める前に、仕事の手順書が未完成なのだと考えましょう。”
    ポイントに“悪いのは自分ではない”と書いてくださるのは、ありがたいです。わたしは、つい、自分を責めてしまうタイプの人間なので……。

    p.039

    スケジュール感を鍛えるには次の3つが大事であることがわかります。

    ・細かい手順に分解
    ・手順に締切を設定
    ・実際に可能か確認

    どんなお仕事も、基本的にひとりきりではないので、この確認は大事ですね。お相手の都合や、お相手の仕事スピードも違います。

    同じタスクでも、上司によってフィードバックをいただくタイミングは違いました。上司Aの時は数日後、上司Bの時は当日中に返ってきました。
    それぞれの仕事の向き合い方があるので、どちらが良いとわたしが判断するところではありません(そもそも、他人を変えることはできません)。タスク内容としては、どちらのタイミングでも問題ありません。
    ただ、わたしが動くタイミングを変えました。そのタスクは「公開する」という次のタスクがあるので、上司Aの時は公開したい日の前週のうちにパスしました。上司B時は公開日が近くなってから、パス。
    (例えば、2023年3月7日公開予定なら、上司Aの時は3月1日くらい、上司Bの時は3月6日くらいにパス。なお、公開日は絶対ではないので、数日前後しても構いません)

    p.040~041
    「あの件どうなった?」は本当に焦ります。過去の自分の行動をすべて覚えていません。
    手順書に日付と「済」を記入するだけでそれを解決できるなら、やるっきゃないですね。先輩もこれを苦手としているので、お伝えしておきます……。

    p.042
    “急な仕事が入るとパニック”
    はい、わたしです。すぐパニックになります……。

    p.043
    “「割り込みタスク」はあって当たり前。”
    嗚呼、納得しました。タスク管理の動画なり文章なり、情報収集をするようになって気がついたのですが、みんな、タスク数を抑えていました。
    「何故もっとタスクを増やさないのだろう……」と不思議だったのですけれど、実際に働いてみると確かに、「そのくらいのタスクでなければこなせない」と感じます。予想以上に時間がかかってしまったり、予想外のタスクが舞い込んできたり、意外と忙しいです。

    社会人としての常識なのかもしれませんね。“「割り込みタスク」はあって当たり前。”

    p.046
    “ウェルテルでもないのに、仕事中ずっと悩んでる”
    この一言、好きです。

    p.054
    “お客様から優しいフォローの言葉をいただいたのですが、”
    怒鳴り散らすようなタイプではなくて良かったです……。


    2023/03/11 p.056-135

    p.070

     このような仕事の先送りは、なぜなくならないのでしょうか?

     これは人間なら誰しも持っている、「身体がやり方を覚えていること」から先にやりたくなるという性質が原因です。

    確かに……。慣れている作業のほうを優先してしまいます。そちらのほうが時間がかかる作業だとしても……。
    慣れって凄いですね。この場合はあまり良くないのですけれど……。

    p.090

    書くスピードは格段に速くなりました。しかし人間の脳は縄文時代から大して変わっていないので、考えるスピードも変わっていません。

     だから誤字脱字のミスは絶対に起きます。

    どうして、どんなに注意しても文章をミスしてしまうのか、不思議でした。考えるスピードと手を動かすスピードが一致していないのですね。納得しました。

    少し話が違いますけれど、モーニングページを手書きにするのは、書くスピードに脳のペースを落とすためだそうです。こちらは、余計なことを考えすぎてしまうから、脳を疲れさせようという作戦。これによって、脳がクリアになるそうです。
    実践したところ、少しだけ気持ちが楽になる気がしました。脳が疲れたのか、書くことでスッキリしたのか、両方なのか……わからないですけれど。何であれ、楽になるのなら良いことです。

    p.091
    “音読するとミスを発見できる”
    自分が書いた文章は声に出して読んでみることにします。きっとうっかりミスがあるはず……。

    p.100
    “人には絶対見せられないようなことを書きなぐって精神の安定を保つことがあります。そんなときは、A4のコピー用紙に思いの丈をぶちまけたあと、細かく破って燃やすか、水にぬらしてギュッと絞ってからゴミ箱に捨てています。”
    わたしの場合、ゴミ箱の上で、ハサミで紙を細かく切ってそのまま捨てています。
    手で破るのもいいのですけれど、ぐにゃっと曲がってうまく切れないことがあり、ちょっとストレスなので……。スッと切れるハサミが好きです。

    水に濡らすのは考えたことがありませんでした。文字が滲んで読めなくなるので、いいですね。

    p.103

    集中できないのは、あなたに集中力が足りないのではなく、

    ・シチュエーションが整っていない
    ・相手(仕事)のことをよく知らない

     このどちらかが原因なのです。

    嗚呼、なるほど。そうかもしれませんね。

    p.113
    “意識が飛びそうになったら呪文のように「今、〇〇をしている」と唱えてみよう。”
    「今、」と言うのがいいのでしょうか……。いま、此処。現在だけに集中……。

    p.114

     1日のうちで「今、乗っている!」と感じたら

    ・時間帯
    ・場所
    ・やっていた作業
    ・気分

     を書き残してみてください。
     記録に残すことで、自分の集中のバイオリズムがわかってきます。

    わぁ……これは把握しておきたいです。メモメモ……。

    p.116
    “1つのことに集中するあまり、他のことが手につかなくなってしまう。集中しすぎて寝食を忘れてしまうことも。”
    よくあります。集中しすぎてしまうこと。
    立ち上がると疲労感に気づいて、腰の痛みにハッとする日々です……。

    p.124
    “人間には、一気に頑張ると「あんなにやったんだから、当分やらなくてもいいよね」と考えてしまう傾向があるからです(心理学用語で、モラル・ライセンシングといいます)。”
    へぇ……! この現象に名前がついているのですね!
    過集中も同じようなことなのかもしれないですけれど、その後どっと疲れてしまいます。しばらくはいいかな、という気持ちになります。
    何事もほどほどが一番ですね。

    p.131
    “メインの作業に「しまう・閉じる」を加えてみよう。”
    タブを開きっぱなしにしてしまうのは、よくあります……。作業が終わった安心感から、「タブを閉じる」まで考えることができていないのかもしれません。閉じるところまで一括りの仕事と考えるようにします。


    2023/03/11 p.136-163

    p.140

    〇〇の件について(報告/連絡/相談)なのですが
    今よろしいですか?

    一言添えるだけで、全然違いますよね……。しゃべる時意識します。

    p.152
    “会議の終わりに「何を」「誰が」「いつまでに」を明確に”
    この3つのうち、1つくらい、うっかり抜けてしまうのですよねえ……。
    チェックシートを用意しておいたほうがいいかもしれません。「この話をする時はこれを確認する」……それがわかっているだけでも、ずいぶん違う気がします。

    p.153
    “まずは「はい」か「いいえ」と理由のみで終わらせてみましょう。”
    うーん……そうですね。つい、しゃべり過ぎてしまうのはあるあるです……。


    2023/03/15 p.164-173

    p.166
    “自分が疲れていることを自覚できていませんでした。”
    わたしも毎回自覚できません……。身体の変化のほうが先に出て、「あれ? もしかしてストレスを感じている……?」と気づきます。


    2023/03/16 p.174-185

    p.174
    “そもそも、自分が頑張れたのならそれでよしなのです。それで達成できない目標は、まだ身の丈に合っていないのだとあきらめるのはどうでしょう。”
    プラス思考の先輩がこのようなことをおっしゃっていました。考え方をきちんと取り入れたいです……。
    自分はスーパーウーマンではないので、凡人なので、できないことがあっても仕方ありません。少しずつ成長していけば良いです。

    p.176
    “真実を知ったところで誰にもメリットはない”
    知らなくて良いことも、あるのですよね……。この世には。


    2023/03/17 p.186-215

    p.194
    “メモを書く先は仮置き場であって、長期間保管に耐えうる倉庫ではありません。”
    本当そうなのですよね……。
    なかなか時間が取れず、放置してしまうのですけれど……。時間が経てば経つほど、どういう意味だったかわからなくなってしまいます。

    p.196-197
    結論「結論をもう一度伺ってもいいですか」
    理由「その理由をもう一度教えてくださいますか」
    事例「例えばどんなことが考えられますか」

    これ、聞く時もそうですけれど、話す時も意識したいです。当てはめてしゃべることができているか確認すると、伝わりやすくなりそうです。

    p.212
    “「仕事の要領」の実体はノウハウでしかなく、天賦の才ではない”
    知っているだけでグッとよくなりますからね。どんどん吸収していきたいです。

  • すごく読みやすかった!
    ADHDと診断された著者が、うまくできなかった仕事の進め方を見直して取り組み、これならできる!!!!と、至った方法。

    締切を自分で自分にもうける。
    作業を細かくわけて行う!

    これはよくいろんな本に出てるし、大きい仕事をやり遂げるスタートになるよね。

    まずはここから、そしてあとはひとつづつクリアさせていく。そんな仕事の進め方。
    読んでたら当たり前のことなのに、この当たり前ってかなり意識しないとできないことなのかもなぁ。と、思った一冊でした!

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