こじらせ仕事のトリセツ [Kindle]

著者 : 飯田剛弘 丸山哲也

• 技術評論社 (2020年4月8日発売)

感想・レビュー・書評

[tosihisaさんの感想 · 2020年6月7日]

仕事が「こじれる」のは，単一的な原因よりはむしろ，様々な（一つ一つは取るに足らない）小さな「こじれ」が，最終的に大きなこじれとなっていくことが多いです．

この本は，タイトル通り，様々な理由で仕事をこじらせた，あるいはこじらせないようにするには，どの様な仕事の進め方をすると良いのか，様々な視点でうまくまとまっている本です．

この本が良いのは，専門的な表現はなるべく抑えられ，平坦な言葉で，読みやすく書かれている事です．仕事が忙しい中で，専門用語と文字が詰まった自己啓発本を読むのは大変ですが，この本なら，さっと読めると思います．

新入社員が，OJTの中で仕事の進め方を体得していく中で，本書を併せて読むと良いと思いますし，中堅社員が，今までの仕事の進め方で疑問を持ったときに読んでも良いと思います．

[Akihiroさんの感想 · 2021年9月10日]

著者と話して学んだこと
；PJが大きくなっても管理するのは４つ
① ステークホルダー
② スケジュール；クリティカルパス（どこがボトルネックか）
③ 組織　… 資料の組織図の書き方もポイント
④ 課題；スケジュール管理、課題管理、トラブル管理、成果物進捗管理
⇨ マネジメントは管理ではない。物事をゴールへ向かって何とかすること。

Checklistは振り返りに役に立ちます。シンプルで良い本だと思いました。

著者プロフィール

◎ファロージャパン㈱シニアマーケティングマネージャー。マーケティングポータルサイト『ビジネスファイターズ』運営。
◎愛知県生まれ。南オレゴン州立大学卒業。インサイトテクノロジー社にてインド企業とのソフトウェア共同開発プロジェクトに従事。約10名のインド人チームと協力し、4年間で8つのプロジェクトを行う。現在はNASDAQ上場企業FAROにて、日本、韓国、東南アジア、オセアニアの4カ国のチームをまとめるマーケティング責任者を務める。
◎プロジェクトマネジメントの国際資格（PMP）取得。プロジェクトマネジメント協会（PMI）の標準本『PMI標準　プロジェクトマネージャーコンピテンジー開発体系　第2版』を出版翻訳。日刊工業新聞、大河出版、日本工業出版社などの専門雑誌で記事を執筆するほか、メカトロテックや日刊工業新聞社主催の展示会での講演も多数。

「2022年 『PMBOK対応　童話でわかるプロジェクトマネジメント［第2版］』 で使われていた紹介文から引用しています。」