感染症 増補版 広がり方と防ぎ方 (中公新書) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 感染症の専門家が書いた本。わかりやすく専門性が高い。今読むと、新型コロナについてもよくわかる。最後の補章だけでも読む価値あり。

  • なぜコロナウィルスは日本は欧米などに比べて爆発的に感染していかないか、昔からの生活習慣や言語の違いなどからの理由もある。など、過去の感染症の歴史を通して今を捉えることができる。

  • こういう時期だし、職場の近しい人が感染症の担当をしていることもあり、読んでみることにした。
    増補版ということで、今回のコロナウイルスについても2020年3月時点での内容が執筆されている。

    ウイルスが生き残るためにどのように進化してきたのか、公衆衛生ひいては人類の清潔化の歴史もたどりながら、わかりやすく解説している本である。
    疫学調査の重要性について、コレラ病原体を発見するのに2種類の水道水の事例を知ることができ、また今後の新たな感染症の対応をするための疫学調査を行える人材育成が必要であることを改めて認識することができた。

  •  基本的な知識を得るために、自分がよく知らない分野を理解するうえで参考になった。ウイルスや細菌による感染症を正面から認識するために有用である。
     知識の一冊。情報に振り回されないために、自分自身の判断基準を。

  • 病原菌の細菌とウイルスの違いをもっと明確にしてくれているとスッキリしたのですが、、、予防医学の観点から、伝播の仕方、いかに防ぐか、という部分に焦点が当たっていて、それはそれで参考になった。

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著者プロフィール

1940年山梨県生まれ. 東京大学医学部卒業, 同大学院博士課程修了. 国立予防衛生研究所研究員, 国立公衆衛生院衛生微生物学部長, 国立予防衛生研究所感染症疫学部長, 国立感染症研究所感染症情報センター長を経て, 2001-12年大妻女子大学家政学部教授. 国立感染症研究所名誉所員. 大妻女子大学名誉教授.著書 『文明とアレルギー病――杉花粉症と日本人』(講談社, 1992年)『感染症の時代』(講談社現代新書, 2000年)『母子手帳から始める若い女性の健康学』(大修館書店, 2012年)訳書 E・ノルビー『ノーベル賞の真実――いま明かされる選考の裏面史』(東京化学同人, 2018年)P・ヴィンテン=ヨハンセンほか『コレラ、クロロホルム、医の科学――近代疫学の創始者ジョン・スノウ』(メディカル・サイエンス・インターナショナル,2019年)

「2020年 『感染症 増補版 広がり方と防ぎ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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