好奇心とイノベーション [Kindle]

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  • 前人未到だからイノベーションになる。
    だから新しい価値が生まれる。

    「ルール」や「普通」は経験(過去)の産物。
    ベストプラクティス、最大多数や長年の習慣。
    イノベーションはその外にある。


    ゆえにマイノリティやオタクはイノベーションに近い。

    自分の外にある「ルール」や「普通」よりも、
    「他者には理解不能な好奇心」を求めることや、
    「理解できない他者の好奇心」を求めるメタ好奇心が
    イノベーションには必要とされる。

    イノベーションやその価値は、
    「ルール」や「普通」から外れてたところにある。
    だから理解をする、あるいは得るには高いハードルがある。

    ビジネス的には、「意味不明」を「理解したい」と
    多くの世界に感じさせたときはデカイ。
    が、それは難しいので、あまり外しぎず、境界線
    あたりを狙うと(競合は多いが)多少イージーではある。


    やらされてる感があるとき、好奇心は爆発しているだろうか?
    ダイバーシティ(多用性)重視でマイノリティを仲間にしたとき
    既存の「ルール」や「普通」を捨てて別世界を覗いているだろうか?

    「常識」はイノベーションを起こさないことで安定・安心を支えるエッセンス。

    好奇心 → 常識という名のハードル → イノベーション

    ハードルは超えられる。
    ただし、常識を尊重しないリスクがある。

    新しいとは、すなわち説明不能、合意形成不能な領域である。
    イノベーションを起こす天才は孤独な変人ということ。

    好奇心とイノベーションを学ぶとき、その対話は、
    生き方を根本的に変える覚悟の上の真剣勝負になる。

    好奇心に生きてイノベーションを起こすなら、少なからず
    孤独な変人になるか、生まれ変わる(今日までの自分を死なす)
    覚悟を持つ必要性がありそうだと感じた。

    とすろとイノベーションはなかなか起きないことは理解できるし、
    起きていてもわたしが気づかぬところで進行しているのであろう。

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著者プロフィール

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、コンセプター。
京都市立芸術大学入学後、渡米。サンフランシスコでファッションビジネスを立ち上げる。帰国後はテキスタイルデザイナーとして活躍し、その後1987年に日産自動車から販売されたBe-1のコンセプト企画でヒットを出し、その後は国内外の製品開発に携わる。KDDIの移動体通信(携帯電話)ブランドであるauの外部デザインディレクター。2008年より現職。
主要作品に、KDDIおよび沖縄セルラー電話のau携帯電話(au design project)/東京ガス「ピピッとコンロ」/東レ「トレビーノアクアマイスター」ほか、多数の商品デザインを手がける。
主要著書に、『デザインのたくらみ』(トランスワールドジャパン、2005年)、『デザインの深読み』(トランスワールドジャパン、2007年)ほか多数。

「2013年 『x‐DESIGN 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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