凶血 公安調査官 霧坂美紅 (角川ホラー文庫) [Kindle]

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  • 公安調査庁の女性調査官が主人公の作者の新境地。
    主人公の霧坂美紅は自衛隊の幹部でありながら、弟が新興宗教教団に殺害されたことにより、公安調査庁に移り、弟の復讐を目論んでいた。
    そんな中、大雨の中、人身事故を起こした女子大生が異常な状態で死亡。その前に老人ばかりを狙った殺人犯が持っていた太平洋戦争の時に開発されたと言われる「Vウィルス」の資料と女子大生の死に関連があることに気づいた霧坂たちは、公安の後藤田や霧坂の元同僚・長坂たちと幻の「Vウィルス」の捜索に乗り出す。
    二転三転する証言、いろいろな人の思惑が混じり過ぎて、内容について行くのがやっとだったのに、最後は作者得意のオカルトでまとめ上げられていて、ちょっと残念。
    大好きだったシリーズものが、どちらも終了して、新しい作品に臨んでいるのは楽しみだけど、オカルト頼みのところがイマイチ。

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著者プロフィール

佐賀県生まれ。島根県在住。2011年『変若水(をちみづ)』(光文社)島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作に選ばれデビュー。主な著作に『凶血公安調査官 霧坂美紅』(KADOKAWA)『凶眼の魔女』(実業之日本社)『化身の哭く森』(講談社)『背律』(原書房)『堕天使の秤』(光文社)『四面の阿修羅』(南雲堂)

「2023年 『龍のはらわた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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