- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4907953280342
感想・レビュー・書評
-
戦後復興期の日本。文芸誌の編集長・田島周二は十人以上の愛人がいたが、一念発起して彼女らと別れることに。ニセの妻を仕立てて、女たちを訪れるが。
太宰治の未完の遺作「グッドバイ」。うーん、どうせやるならもっとどんでん返しがほしかった。再婚した妻や彼を捨てた女たちをあっと言わせるような…それでこそ溜飲が下がるというもの。どこが「喜劇」なのかわからない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遊びながら観た‥、すみません。
大泉洋と小池栄子だし、笑えて観た。
色恋のそういうトキメキがないとこが、
このふたり〜この年代ならではの着地感。
切なさはないけど、それを期待して観てないところ、よくわかってらっしゃる。
笑8割、求めてるんです。
小池栄子のキヌ子は好きですね〜。
普段は泥まみれで男たちに負けず働いて、
お休みはオシャレして出掛ける。
顔を洗ったら、美人でスタイルもいいとこが
カッコよくて、可愛くて、抱きしめたくなる。
ぶん殴られそうだけど。
-
太宰治さん未完作品と知らずに観ました。
時代背景やグッドバイの一言など、ベースになる部分がしっかりしていて原作がありそうだなぁ…と思い観賞後に知り納得。
個人的には大泉洋さんも小池栄子さんも好きな役者さんなので楽しく観ることができました。
副題の"嘘からはじまる人生喜劇"という言葉、良かったと思います。 -
「私的には」
小池栄子
彼女を最初に見た時の印象は、胸ではなく菩薩のような顔だった
本当に真剣に、この人は転生した菩薩ではなかろうかと思ったものです
もしかしたらと今も思っているのは私だけだろうか
こんな事を真剣に人に話したら
「お前、どうかしてるんじゃないの」
と言われそうなので今の今まで誰にも言えずずっと黙っていましたが『許されざる者』やこの『グッドバイ』を見てどうにも我慢できなくなり打ち明けてしまいました。
とくに「目」あのキリリとはっきりした目、見つめられたら今までの罪を全て白状してしまいそうで少し怖いくらい
いまだに私と同じ人間だとは思えないのが本心です
と、ここまで書いて頭のおかしな人と思われるのではないかと躊躇してしまいましたがせっかくなのでね
ちなみに小池栄子さんの熱狂的なファンでもなければ信者でもありません
ほぼ無宗教なのでそこらへんも大丈夫
強いて言えばああいう方が身近におられるとかなり困ります、どうしても身構えてしまいそうで緊張してしまいますからね。
ともあれ小池栄子さんのこれまで以上のご活躍を期待します。 -
戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポン。闇稼業で小金を稼いでいた文芸誌編集長の田島周二(大泉洋)は、優柔不断なくせに、なぜか女にはめっぽうモテる。気づけば何人もの愛人を抱え、ほとほと困っていた。そろそろまっとうに生きようと、愛人たちと別れる決心をしたものの、別れを切り出すのは至難の業。一計を案じた田島は、金にがめつく大食いの担ぎ屋・キヌ子(小池栄子)に「嘘(にせ)の妻を演じてくれ」と頼み込む。そう、キヌ子は泥だらけの顔を洗えば誰もが振り返る女だったのだ! 男は女と別れるため、女は金のため―。こうして、水と油のような二人による“嘘(にせ)夫婦"の企みが始まった。
太宰治の最後の小説が、初の映画化。
優柔不断で、女にモテる文芸誌編集者の田島周二。
大食いで金に汚くて怪力の担ぎ屋キヌ子。
そろそろ妻子を呼んで落ち着いた暮らしをするため、田島はキヌ子に妻のふりをして愛人と別れるのに協力して欲しいと頼む。
強面の兄貴を恐れて別れ話を切り出せなかったり、別れ話をした愛人が自殺未遂し他の愛人が住むアパートに住んでいたり、田島の妻から田島の愛人に「旦那をよろしく」と手紙が届いていたり、田島の計画が上手くいかず、田島とキヌ子は奇妙な縁で繋がっていく男女の痴話喧嘩のおかしみを、大泉洋と小池栄子のテンポの良い掛け合い、優柔不断で変に意地っ張りな男とかよわく見えて逞しい女の対照的な関係、水川あさみや橋本愛や緒川たまきなど田島の愛人を演じる女優や田島の妻を演じる木村多江の多彩な魅力、和製ラブコメディ映画の佳作。 -
Netflixにて。大河が始まるタイミングで観てみました。
-
太宰治の未完小説を独自の視点で描いた映画。太宰愛読者は彼の小説の主人公は太宰治本人とイメージを重ねてしまう傾向があると思う。そう思って観ると非常にガッカリしてしまうのではないだろうか。未完で独自の視点なので仕方ないといえば仕方ないのかもしれない。
太宰好きは楽しめないだろう。太宰を全く知らない人が見ても そんなには楽しめないだろう。
あと、小池さんって演技の出来る女優さんと思っていたけど、わざに大根ぽく演じたのかな。