分析心理学セミナー1925: ユング心理学のはじまり [Kindle]

著者 : Ｃ・Ｇ・ユング 河合俊雄 猪股剛 小木曽由佳 宮澤淳滋 鹿野友章

制作 : ソヌ・シャムダサーニ  ウィリアム・マクガイア 

• 創元社 (2019年6月10日発売)

感想・レビュー・書評

[クレクレダンスさんの感想 · 2022年6月6日]

フロイトとは異なる手法で夢分析を開拓したユング。1925年にチューリッヒで行った連続講義を記録。入門書の定番がなかなかない中で、生の講演録はユングの考えをかみくだいて理解できる貴重な資料。

著者プロフィール

スイス生まれの精神科医、深層心理学の開拓者。
ユング自身はみずからの体系を分析心理学と称し、集合的無意識、元型といった概念を提唱して、単なる一個人の枠にとどまらない壮大な心の見取り図を示した。二〇一〇年に長らく門外不出だった『赤の書』（創元社）が公刊され世界に衝撃を与えた。また二〇一八年からはユングの壮年期の仕事であるスイス工科大学（ＥＴＨ）講義の公開が始まり、その第一巻『近代心理学の歴史』（創元社）が公刊されている。

「2021年 『C・G・ユングの夢セミナー　パウリの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」