かしこくて勇気ある子ども (トーチコミックス) [Kindle]

著者 : 山本美希

• リイド社 (2020年6月17日発売)

感想・レビュー・書評

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2020年7月30日]

今週の本棚・話題の本：『かしこくて勇気ある子ども』＝トミヤマユキコ - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200704/ddm/015/070/018000c

山本美希「かしこくて勇気ある子ども」　生まれくる子へ、ふくらむ夢と不安 ｜好書好日
https://book.asahi.com/article/13529274

トーチweb かしこくて勇気ある子ども 【第1話】
http://to-ti.in/story/kyk01

株式会社リイド社 » かしこくて勇気ある子ども
https://www.leed.co.jp/9784845860616

[hitoさんの感想 · 2020年7月22日]

生後３か月の娘を膝に乗せて授乳しながら一気に読んだ。
わたしは教育業界に身を置いていることもあり、子どもには
「答えのない社会課題にもしっかり向き合い考え、解決を導く行動ができるような子」
になってほしいと思ってきた。
し、いまでも思っている。
TAKANO夫妻のいう「かしこくて勇気ある子ども」だ。

融通がきかない生真面目さではなく、
大切なものが違う他者の声も愛をもって聞き、周りを巻き込みながらみなが幸せになる術を考え行動に起こせるような、そんな勇気ある人になってもらいたい。
そのためにはまずわたし自身がそうであり続けたい。
と、改めて考えさせられた。

ラストシーン、マララさんだけではなく、雑誌の記事などでは「その他の友人」として取り上げられるであろうまわりの友人が、彼女を守るために勇気ある行動をとったこと、あのまっすぐな瞳にグッときた。

[おくとぱすさんの感想 · 2024年2月20日]

賢くて勇気ある子どもに育って欲しいと願うある夫婦。

赤ちゃんが生まれるまでに理想の子育て構想を練る中で「マララユスフザイ」というモデルを見つけます。

妊活中、不安を募らせる妻とそれに戸惑う夫。
物語は、「本当に賢くて勇気ある子供がいい??」と問いかけてきます。

夫婦の心のすれ違いが「マララさん」の状況と相まってより全身に訴えてくる,

著者プロフィール

マンガや絵本の創作活動を行い、2012年に刊行した『Sunny Sunny Ann!』（講談社）で第17回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。著書にマンガ『ハウアーユー？』（祥伝社）、絵本『ねえねえ あーそぼ』（エンブックス）など。物語内容と表現手法の関係に関心がある。

「2019年 『片岡義男COMIC SHOW』 で使われていた紹介文から引用しています。」