きょうも厄日です 1 (文春e-book) [Kindle]

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  • 相変わらず面白い。

  • 【なぜだか、事件に巻き込まれる日々…】露出狂おじさんにうっすら変なマッサージ店…常に厄介ごとを引き寄せる著者のトラブルまみれの日常。あの役所との攻防を描きおろし。

  • 「文春オンライン」での連載を、いつも楽しみに読んでいる。

    なので、このコミックスも巻末の描き下ろし以外はすべて既読なのだが、それでもまとめて読み直すと改めて面白い。

    タイトルが示すとおり、著者自身が巻き込まれた、さまざまな災難エピソードをマンガ化していく作品。
    災難といっても深刻な不幸はなく、「そりゃ災難でしたなァ」と笑って語り合える程度のものが大半だ。

    とはいえ、よくまあ一人にこれだけの災難が集中するものだ。
    著者は人と衝突しやすい「トラブルメイカー」タイプではなく、作品から推察するに真逆のタイプらしいのに……。

    かりに〝災難フェロモン〟というものがあるとするなら、著者はそれをふりまいているタイプなのかも。

    著者の語り口(コマ運びの「間」の取り方など)がまた絶妙だ。もっとヘタなマンガ家が描いたら、同じエピソードでもここまで面白くはならないだろう。

    著者の絵は一見ヘタウマ風に見えるシンプルなものだが、じつはすごくうまい絵だと思う。
    とくに、キャラの表情の描き方はバツグンで、笑いのツボに当たる部分は表情だけで面白い。

    描き下ろしは、著者と世田谷区役所の仕事トラブル(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1810/03/news098.html)の、よりくわしい内容とその後の話。

    事件についてはツイッター等で大いにバズったので、それによって著者を知った人も多いだろう。
    あの事件が著者をワンステージ上の人気マンガ家に押し上げた……とも言えそうだ。「人間万事塞翁が馬」である。

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