戦艦大和 生還者たちの証言から (岩波新書) [Kindle]

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  • 大和の竣工、その性能について、そして辿った戦場について述べたのち、後半は凄惨なる水上特攻そして遺族や生還者の声で構成されている。

    戦艦大和は紛れもなく日本海軍最大のプロジェクトであり、それゆえに多くの人生が関わり、今もなお日本人の心に大きな存在感を持つ。

    そんな大和への思いを噛み締められるような良い本である。
    大和沈没後の海兵は一大軍港であった呉に集められたゆえ、水上特攻を生き延びてなお原爆の惨劇に遭うという二重の悲劇があったというのはこの本を読むまで思い当たらなかった。

  • ちょっと情緒的というか

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著者プロフィール

1967年生まれ。東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同大学大学院修士課程修了(日本政治史)。1996年、毎日新聞社入社。2019年から専門記者(日本近現代史、戦後補償史)。著書に『戦艦大和 生還者たちの証言から』『シベリア抑留 未完の悲劇』(以上岩波新書)、『「昭和天皇実録」と戦争』(山川出版社)、『特攻 戦争と日本人』(中公新書)、『戦後補償裁判 民間人たちの終わらない「戦争」』(NHK出版新書)など多数。
2009年、第3回疋田桂一郎賞(新聞労連主催)、2018年第24回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞(同基金主催)を受賞。

「2022年 『戦争の教訓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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