村上世彰、高校生に投資を教える。 (角川書店単行本) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • (Kindle Unlimited55冊目)

  • これから株式投資を始めたいという人におすすめ。
    高校生相手に平易に解説しようとした努力を感じる。

    途中から高校生相手とは言えコーポレート・ガバナンスを謳い始めるのは、著者らしいというか。

    とはいえ、平易に丁寧に説明した割には高校生の投資成績は・・・。
    まだ興味の範囲がそれほど大きくない故仕方ないかもしれない。
    が、高校生のうちにこのような経験をできる機会があったのはうらやましく思う。

  • 失敗した投資案件は「貴重な学びの機会」ととらえるべきです。その際、投資する段階で理由がきちんとしていないと反省しようがありませんし、良い学びができなくなります。ですから、まずは投資する時に理由をはっきりさせるようにしましょう。

  • 非常におもしろい。
    ・お金がないとなにもできない
    ・お金はさみしがりや
    という考え方には共感した。

    お金がないとなにもできないというのは本当にそうだ。
    もちろん、「お金がないからできない」というのを、やらないことの言い訳に使う人は、お金を稼ぐ方法を考えようともしない。なんでも言い訳するのだ。
    だからお金は必要ではある。たとえば起業したいと思ったときもお金が必要だ。これはお金がなかったら借りる必要がある。借りたら返す必要がある。
    これは利益を生む仕組みを考え、金融機関にプレゼンテーションする必要がある。
    つまり、お金がないとなにもできないというのは事実ではあるが、頭を使えば解決できる問題ではある。

    お金はさみしがりやというのは、お金を循環させていると、お金が集まってくるというもの。
    これは循環させるというのがポイントで、使えばいいというものではない。一時期スピリチュアル系の本で、お金はどんどん使えばどんどん増える、などという本があったが、そういうことではない。ブランドのバッグを買いまくるだけではだめで、投資したり、自己投資したりして、生きる使い方をする必要がある。
    お金のあるところにはお金が集まってくるというのは、他のことにも応用できる考え方だ。
    たとえばいい人材のいるところにはいい人材が集まってくる。知性のある人間のところには知性のある人間が集まってくる。人間のグループとはそういうものだ。

    いろいろと学びのある本だった。

  • 村上 世彰がn高校生の生徒に10万円を渡して8か月間株式運用をさせるというテレビ番組を見たが、その書籍版。お金を回すことで日本経済を復活させるという思いを有言実行した。株式投資をしている人は、何と10%に過ぎないらしい。
    高校生が単なる金儲けの方法では無く、おのおの趣旨を理解し、色々挑戦したことでぐんと成長した発言をするようになった事は、感動的。

    技術的には、つい最近読んだ本と重複する事が多かった。

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著者プロフィール

村上 世彰(ムラカミ ヨシアキ)
投資家・N/S投資部特別顧問
1959年大阪府生まれ。東京大学法学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。日本経済の持続的な成長のためにはコーポレート・ガバナンスの普及が重要であることを実感し、40歳を目前にファンド会社を設立。現在はシンガポールに拠点を移して投資を行う。また、日本の社会的課題の解決に寄付を通じて貢献したいという想いが募り、村上財団を創設。働く女性の労働・生活環境のサポート、未来の日本を創る中高生の金融教育や社会支援に積極的に取り組んでいる。

「2021年 『読んだら一生お金に困らない N/S高投資部の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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