- Amazon.co.jp ・電子書籍 (345ページ)
感想・レビュー・書評
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この本、2歳の孫にKindleを操作され、いつのまにかライブラリに入っていた。キャンセルできず、代わりに下巻を買った経緯がある。それは、ヒューゴー、ネビュラ、ローカスというSF主要3賞総なめといった実績があるのできっと面白いと思ったからだけど、全く信用していないアマゾンの書評は芳しくなく、自身の購買でなかったので数年が経過し、火星へ、無情の月と訳が出てやっと読み始めた。なんと、めちゃめちゃ面白いではないか!歴史改変SFとして巨大隕石落下で宇宙計画がそのまま継続される話。読んでよかった。下巻はこれから。まさに一期一会!
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女性が宇宙に行くために頑張る話。
いろんな賞を受賞してたし、装丁も宇宙船で期待していたのですが、個人的にはあわず。まず、宇宙に行きません。「宇宙へ行くために選ばれるように頑張る話」です。
女性差別や人種差別バリバリ時代なので主眼はそこにあります。
アメリカ作品っぽく、軽妙な下ネタからエロシーンに突入しますww「僕の夜のロケットを操縦してくれ!」じゃねーわww -
〈レディ・アストロノート〉長編第1作▲1952年、巨大隕石落下によりアメリカ東海岸は壊滅。環境の激変から人類が生き残るために宇宙開発に乗りだす▼トルーマンじゃない⁉改変は隕石落下前からなのか!共和党政権ならば太平洋側で戦争は無かったの?シェイボン作『ユダヤ警官同盟』も賞を総なめしたが、嵌ると弾けるのが歴史改変SF。電子計算機ではなく人間が計算をする時代。スプートニックをはるかに超えるショックは宇宙開発を加速できるのか?性別、人種、宗教、思想による差別・ハラスメントをより良く乗り越えられるのか(2018年)
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第二次大戦から数年後、アメリカ東海岸沿岸に巨大な隕石が落ちる。
運よく難を逃れた計算者のエルマとロケット工学者のナサニエル夫妻。
隕石落下の影響を調べたエルマは地球環境に劇的な変化が起こることを計算から導き出す。
人類は宇宙開発に乗り出す。 -
改変歴史系SF
ある意味カタストロフィものなのだけど、宇宙への憧憬、女性差別、黒人差別がうまくあわせて描かれているうえに物語がすいすいすすむ。
まるで連続TVドラマみたい。 -
これはSFかな?という感じで自分のSF像とはちょっと違うかも、、
とは言え、1950年代、60年代から本格的に宇宙開発を始めれば、こうなるのか。というある種パラレルワールド系エンターテインメントとして楽しめるかもしれない。
これはおそらく、当時の社会情勢がリアルに絡み合っているからなんだろう。
あと、テンポがやっぱりアメリカンドラマ感あるなぁ〜、と。
すぐに「仲良くする」ところなど(笑)
全体的に好き嫌いのあるスタイルだと思うけど、とりあえず下巻が気になる