地獄くらやみ花もなき　（１） (角川コミックス・エース) [Kindle]

著者 : 藤堂流風

制作 : 路生 よる 

• KADOKAWA (2020年9月4日発売)

感想・レビュー・書評

[満開さんの感想 · 2022年8月17日]

６巻まで読了。

罪を犯した人が妖怪に見えてしまう青年が、地獄代行業（罪人を暴き地獄に堕とす）をしている魔王の跡取り息子の助手になり〜ってお話。推理ものです。

魔王の息子とか出てきますが、妖怪が人に取り憑き悪さをっていうのではなくて、事件を起こすのは人、探偵側が魔族。

青坊主編、鵺編と、人の罪を暴いていく他に、実は悪神の息子と「先に悪人百人の罪を暴き地獄に堕とす」推理合戦をしていたり、不思議な少年が出てきたりと、魔族側の取り決めや謎もあって面白いです。

絵も美しいです。
（スロット機や、同コマに島・屋敷・船があるシーンのサイズは気になりましたが…。）

和服いい。
紅子さん、最高！

話と話の間にある作画担当さんのコメントが面白いです。
２巻の鵺編完結後にあるコメント、ウジ虫シーンの話は笑ってしまいました。

*****
原作：地獄くらやみ花もなき／路生よる（角川文庫）
原作未読。