スキルペディア 360度の視点で能力を哲学する絵事典 [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想・レビュー・書評

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  • とっさに「あなたの強みは?」とか聞かれるのマジで苦手だし出てこない人間なんだけど、多分言語化出来てないしそもそもどういう能力が言えるんだろ〜って思ってた。あーこういう言い方出来るのねっていうのが分かるので、転職の自己PRとか後輩の1on1の時に役立ちそう。事典なので面白くはない。必要な時が来たら役立つ本。

  • ビジネス書・自己啓発書に書かれがちなことの寄せ集め
    色々まとまっているので最初に読むなら

  • 「スキル」の辞典みたいな本。
    たとえば「見る」とか「話す」とか、そういった次元のスキルのお話。なので、誰にでも読む価値がある。

    【面白かった話】
    ◎人間の活動は「INPUT→価値創造回路→OUTPUT」となっている。
    ・価値創造回路には、上流/中流/下流と別れている。
    ・上流:「しる」「みる」「よむ」「きく」「かんじる」「かぞえる」など
    ・中流:「考える」「学ぶ」「問う」「合わせる」「覚える」「想う」など
    ・下流:「決める」「かく」「言う」「つくる」「伝える」など

    例えば、打ち合わせで一言も発さない部下は、まさに上流しか使ってないんだな。打ち合わせ中でも、中流、下流ともっとスキルの深さを深めなさいよと。
    ※ 同じスキルでも、深さもある。「みる」は上流だが、(深く)「観る」はもっと深かったり、(単に)「考える」と、(本質的に)「考える」は違ったり。
    ※ 普通の人はリンゴが木から落ちるのを「見る」だけだが、ニュートンはそこに万有引力を「観た」

    処理的な仕事は、「INPUT→上流→中流→下流→OUTPUT」と、ただ舐めるだけだが、よく練られた仕事は、何度も別の視点から上流~下流をいったり来たりする。より深く。

    ◎受動的な学びと能動的な学び
    ・「学び」の深め方は、「習う」の後に「問う」「試す」を行うこと。
    ・行わなければそれは受動的な学びであり、学んだことを記憶していても、深みは出ない。
    ・「習う」のあとに「問う」「試す」を行うことにより、新たな疑問が生まれて学びに繋がったり、新たに「習う」を行いたくなる。
    ・「なぜそうなるのか?」と言った原理への問いや、「なぜ、自分はこれをやるのか?」といった目的・意味への問いを大切に。

    ◎習得的能力と性向的能力
    ・能力の階層に第一層・第二層・第三層とある。
    ・知識や技能は第一層。それは習得的能力。
    ・習得的能力を知らずのうちに発揮される「性向的能力」(第二層)に落とし込んでいく必要がある。
    ・例えば、同じ能力を習得した二者がいても、性向的に「粘り強い・几帳面・楽観思考」な人が能力を発揮する場合と、「飽きっぽい・粗雑・悲観思考」な人が能力を発揮する場合、出来上がる表現物は異なる。
    (前者はきっちりとした表現物となるが、後者は中途半端な表現物となる)

    ◎「自分ごと」になる仕事の仕方
    ・仕事に大きな意味/満たしたい価値を見出し、そこに自然と献身していく自分が出来上がること。
    ・難しい場合は、「雇われない生き方」を志向すること。「好機あらば独立してやるぞ」と思えば、日々の働く景色は全くかわる。

    ◎他、セルフチェックシートより。
    ・自分が業務成果として出すものの品質にこだわりを持つ。見えないところにもきちんと手を施そうとする(品質意識)
    ・仕事を通じて手にする機会、人との出会いは自分のものであり、それを最大限に活かしたい。
    ・自分の業務上の判断、処理、表現の1つ1つは顧客と繋がっている
    ・仕事に誇りを持つ。その道のプロとして自分自身にも誇りを持つ。
    ・業務上の行動は、組織の言動を代表している。さらに組織の大概的なイメージにも影響を与える。
    ・仕事は自分の業務範囲だけでは完結しない。他人の範囲まで目配、気配りをするのが当然。

  • 色々な能力を分かりやすく解説。

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著者プロフィール

キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。
「プロフェッショナルシップ研修」(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)をはじめ、管理職研修、キャリア開発研修、思考技術研修などの分野で企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。
GCC(グロービス・キャリア・クラブ)主催セミナーにて登壇も多数。
1986年慶應義塾大学・経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、03年独立。94-95年イリノイ工科大学大学院「Institute of Design」(米・シカゴ)研究員、07年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得。
著書に、『キレの思考・コクの思考』(東洋経済新報社)、『個と組織を強くする部課長の対話力』『いい仕事ができる人の考え方』『働き方の哲学』(7万部超)(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。

「2021年 『キャリア・ウェルネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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