出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記 [Kindle]

著者 :
  • 三五館シンシャ
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感想・レビュー・書評

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  • 出版翻訳家を夢見る人は多い。けれど現実は厳しい世界なのですね。これを読んでもまだ出版翻訳家を目指す人がいるのかどうか。後半の調停とか裁判あたりでは読んでるだけでも目眩がしてきた。翻訳家にこだわらず出版エージェント会社に勤めるとかの選択肢をもしも私に翻訳の技能が有るなら目指す気が。満足度2.5

  • フリーランスの働き方で、最もやっかいなのは事業主との関係であるが、「・・・なんてなるんじゃなかった」という時点で、有能なフリーランスが潰されてしまったというもの。事業主との関係でフリーランスに正義があっても、これを認めさせるためにどれだけのパワーを使わなければならないか。本書の著者はこれを実践した出版翻訳家である。出版社の商売もきれいごとだけで済むものではないとしても、その理不尽さはすさまじい。

  • 読んでいて気が滅入った。
    誠実で当然の行為が非常識なこととされるような、いわゆる出版業界の深い闇を見た。自己実現をしたいという人々の欲求を搾取しながら肥え太ってきた世界。
    本書で書かれていることが嘘であることを祈りながら読んだがたぶん全部本当のことなんだろう。

  • けっこう悲しくなった、よ…

  • 大変そうだ。

  • こういう方向の翻訳家にはなれんな…しかし出版業界とはかくも不思議なものよ

  • ふむ

  • (2021/72)一人の出版翻訳家が、出版翻訳家として食えるようになるまでの苦労、食えるほどになっても消えない壮絶な出版会社との戦いの記録。構造的に、これは特別ではなく、きっと氷山の一角。読み難い翻訳本が出来上がる構造も垣間見え、翻訳出版における編集者って何なんだろうなとも思わされる。しかし、ここまでのある種の業界暴露本を、翻訳書もラインナップに持つフォレスト出版がよく出したもんだ。事実は小説より奇なり、の言葉通りに、小説以上にのめり込んで一気読み。

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著者プロフィール

青山学院大学国際政経学部卒、英シェフィールド大学大学院言語学研究科修了、金沢工業大学大学院工学研究科修了、慶應義塾大学文学部卒、英ロンドン大学哲学部卒および神学部サーティフィケート課程修了、日本大学法学部および商学部卒。著訳書は約60冊にのぼる。著書に『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』(三五館シンシャ)、『自分を変える! 大人の学び方大全』(世界文化社)、『時間錬金術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、訳書に『7つの習慣 最優先事項』(キングベアー出版)などがある。

「2024年 『フランス語聖書なぞるだけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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