ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活 [Kindle]

著者 :
  • 彩図社
3.51
  • (7)
  • (16)
  • (16)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 139
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (240ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なぜか可笑しかったのが

    筆者が筑波大学卒のフリーライターだといっても

    生ぬるくしか信じてもらえない事

    あまりにも 自分の人生を

    フィクションで語る人が多すぎて

    キャラ作ってるとしか思われてないんですよね



    筆者は男性だし 

    少し道を踏み外したら

    こうなるんだな という恐怖があるのか

    やたら 自分はこうならない と

    踏ん張ってました

    そりゃ ならないほうがええけどね

  • 日本の底辺を垣間見て、今の自分に安堵している様に感じた。著者は、自らドヤ街を経験したり仲間になったり、これぞ真のライターを目指している決意を感じる。想像だけで無い、実体験だからこそ読み手を惹きつける事ができるのだろう。

  • 面白かった。
    人生暇つぶし

  • 解体現場で土工として働き、南京虫が巣くう飯場に泊まる。モノ同然に扱われ、安全確保は自己責任。昨日までは塀の中、酒と女とギャンブルの、訳アリ男たちと、その日暮らしをともにする。ドヤでスタッフとして働き、生活保護者の世話をする。飯を食べて用を足し、テレビを眺めて横になる。彼らは自由ではないが、喘いでもいない。鎖につながれた犬のよう。どんな生き方をしようとも最期は必ず命がつきる。「人生とは死ぬまでの暇つぶし」という78日間に耐えてみる。世の中きれいごとだけで片付かない。こういう世界もあって社会は成り立っている。

  • YouTubeで覗き見している感覚。

  • 西成や飯場やドヤの様子がわかって面白い
    でもなんかB級感のあるルポだった

  • おもしろかった。
    筆者と作中の西成の人たちには今でも繋がりがあってほしいなと思った。
    歌舞伎町ルポも読んでみたい。

  • 私自身関西出身であるため、何度か足を踏み入れたことがある西成。

    実際にドヤに宿泊したこともあるが、日雇い労働までは経験しておらず、またしても作者の徹底した潜入には頭が下がる。

    西成では、すべての人が過去の自分に対する設定を持っており、嘘も真実も多くが入り混じる状況においては、その設定を疑うことはそもそも意味がない、という点が、確かにと感じられた。

    また、西成に住う多くの人がシャブの経験があり、そこかしこでシャブが手に入る状況は、異常ながらも西成を西成たらしめていると改めて感じられた。

    人は自然と集まるのではなく、やはり何かしらの人為的な要因で集まってくるのだと、筆者の歌舞伎町潜入レポートを読んでいても思った。

  • タイトル通り、実際西成のドヤ街に暮らしてみた話。
    私のそういう人たちのイメージは空き缶拾って売って暮らしてるイメージだったのだが、現場仕事をしたり、色々なものの売人をしていたり、結構色々な仕事があるらしい。作中では稼いでもギャンブルに使ってしまう人が多かったが、それはそれで楽しい人生かもしれない。
    実際に暮らし、出会った人たちの話を書いた、結構あっさり味の本。

  • キワモノライターが西成で実際生活を送ってみてその記録を書いた本。
    全体としては物見遊山であり、貧困研究や生活困窮関連の書籍に触れている人が読んでもあまり得るものはないだろう。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1992年生まれ。栃木県那須の温泉地で育つ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライター活動を始める。水商売のアルバイトと東南アジアでの沈没に時間を費やし7年間かけて大学を卒業。2018年、西成のドヤ街で生活した日々を綴った『ルポ西成 ―七十八日間 ドヤ街生活―』(彩図社)でデビュー。著書に『ルポ路上生活』 (KADOKAWA)、『ルポ歌舞伎町』(彩図社)がある。

「2023年 『ルポ路上生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

國友公司の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
辻村 深月
國友 公司
國友 公司
アンデシュ・ハン...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×