【全1-6セット】婚約破棄された没落令嬢 第二皇太子に下げ渡されましたが、蕩けるほどに溺愛されています【イラスト付】 (ロイヤルキス) [Kindle]
- ジュリアンパブリッシング (2020年11月27日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (246ページ)
感想・レビュー・書評
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読み始める前に大手ネット書店でのレビューをチェックしたら、作中の「篤志家」という言葉が引っかかって楽しめなかったとあって、さてどんな使われ方だろうと思いながら読んでみたら、ある人物が篤志家を自称していることに私も引っかかった。篤志家という言葉は、第三者がある人物を敬して、あるいは評して使う言葉だと思っていた。「彼は篤志家だ」とか「私が今あるのは篤志家のおかげだ」というふうに。
他にも引っかかったのは、第一皇太子とか第二皇太子とか皇太子が複数名いること。あとがきになぜその呼称にしたのかが書いてあったが、よくわからない。西洋風架空世界なので、作者さんが好きなように世界観を構築するものなのだろうが、読み終えた今も違和感を覚えたままだ。
TL小説を読み始めた頃、作者さんの比較的古い作品を多く読んだ。TL小説のお作法のようなものを学んだと言えるのかもしれない。でも、しばらくすると合わないのがわかって以来積極的には読んでいない。合わないと感じるのは、まず濡れ場ありきで、そこにお作法通りのストーリーとキャラを付け加えているだけ、と感じるからだ。その上濡れ場にしても(どの作品でも)下品に感じてしまう。
結果、作中キャラがどんなに泣き喚こうが幸せを叫ぼうが、はいはいそうなんですねー(棒)としか感じない。そうなるともう合わないとしか言いようがない。
評価が★4以上だったので読んでみたが合わないことを確認しただけに終わった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一途な恋と溺愛っぷりは良いけれど、思いは言葉しないと伝わらないよね。