みんな知ってる? 会社のしごと (月刊たくさんのふしぎ2021年2月号)
- 福音館書店 (2020年12月19日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 4910159230219
感想・レビュー・書評
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1冊の中に、なかなかの情報量!
中高生でも知らないんじゃないかな?!と思うような、会社についての情報がつまっている1冊。
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わたし自身も、自分が働く(雇われる)立場になるまで、こうした会社の大まかな仕組みは、よくわかっていませんでした。
でも今は、子どものうちからこんなに豊富なイラストとともに、「会社のしごと」について読める本があるのですね。
盛りだくさんな内容ですが、この薄さなので「読んでみようかな」という気持ちになれます。
会社で働く人への簡単なインタビューも載っていたり、一度は行ったことのあるスーパーやホームセンターの商品から会社を見てみたり…
いろんな視点から会社を眺められるところがよかったです。
また、自分が日頃使っているモノへの関心も、同時に生んでくれる本だと思います。
ただ、細かい字も多く、内容が盛りだくさんすぎて本を読むことに慣れていない小3には少しつらいかも??
本を読み慣れている子なら小3から、読み慣れていない子は小5くらいからがオススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず本が薄くて気軽に読めるのがいい。内容は小学校高学年くらいからか。絵本に近いくらい視覚的情報が多い。
以下、最初に書いてある一文。
「会社に行く」って言うけれど、その人たちはどこで、どんな仕事をしているのだろう。みんな、灰色や紺色のスーツを着て、大きなビルの中で、席に座って電話をしたり、パソコンでメールを打ったりしているのだろうか。
子供が将来の仕事について考える時、真っ先に思うのがこれではないだろうか。
世の中にはどんな仕事があるのか。
売る会社と作る会社があるということ。同じものでも、いくつか種類があればそれは作っている会社が違うということ。
素材や原料を作る会社があるということ。鉄、紙、ガラス、樹脂等々。
仲をとりもつ会社。例えば不動産会社や商社。商社は、世界中の商品を、必要としているところに売る会社。
また、会社の中での役割。営業、製造、企画開発、経理、総務、人事など。
同じ職場で違う働き方。正社員、派遣社員、契約社員、業務委託、アルバイト。
最後にいろいろな働き方。会社の他にも、はたらくことができる場所はいろいろある。例えば、学芸員、ダンサー、バイヤー(自営業)、先生など。
簡単に読みやすく書いてあるが、仕事についてまんべんなく扱っている点が良かった。
分厚い職業本の前に読むには最適かもしれない。 -
会社に絞って仕事を子どもにわかるように教えてくれている。コロナ前に取材したものだが、出版されたのはコロナの最中。そこで表紙の裏に、その事について短く説明がある
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「会社」といっても、仕事内容も組織のありかたもいろいろある。同じ会社で机を並べていても、雇用形態や立場はさまざま。あるいは一つの現場にもさまざまな会社から人が集まってきて力を合わせている。そして「会社」に所属しない働き方の人もいる。朝出かけていって夜帰ってくる大人たちが昼間どうすごしているのか、想像の助けになる作品。
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子ども目線から「会社とは何か?」を学んでいく本。
自分自身、
会社を巡って様々な切り口があること
様々な形で自分の生活が支えられていること
などを、読みながら感じた。