迷走戦士・永田カビ (webアクションコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 双葉社
3.52
  • (4)
  • (8)
  • (14)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 96
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (136ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この著者の本は4冊目。毎度不思議な気持ちになります。

    著者はとても繊細で、病んでいて、読んでいてイライラするところもあるんだけれど...でも、とても素直で(病んでるのに)とても行動的で、結局なんだか勇気をもらって応援したくなります。

    病み具合にヒリヒリするのですが、幸せになって欲しいな...と本当に思っています。

  • めっっっちゃ考える方なんだなあ。
    じぶんを大切にする気持ちになってきたことよかったと思う。ウエディングドレスとハードルのくだり泣いてしまった。孫エピソードこっちもちょっと救われた気持ちになった…。幸あれ…

  • エッセイ漫画化の永田カビさんの最新作。
    前作のアルコール性膵炎での入院と断酒の日々がテーマの「現実逃避してたらボロボロになった話」は、アルコール依存の漫画家によるコミックエッセーとして、吾妻ひでおのアル中病棟にも伍する面白さだった。

    本書では、1人で結婚式を挙げた(ウェディングドレスで写真を撮った)話や、マッチングアプリに登録した話(ただ結局リアルでは誰とも合わない)、異性間の愛について考える話の3つが軸で、前作と比べると日常的なエピソードという印象。

    ・異性間の愛情はハードルを乗り越えるのでも劇的な運命でもなく日常的な人付き合いの延長にある場合がほとんどであり、自分の生活の延長にもあるのかもしれないと著者が悟るくだり

    ・自罰的な人間がその自罰を他者に向けると、それは暴力である。ゆえに自己肯定を高めるのは良い方向

    人間は(哺乳類は)根源的に女から搾取する生き物であるという洞察

    このあたりが印象に残った。

  • こちらのブログでも何度か紹介した永田カビさんの漫画です。

    今回は一人で結婚式をしたり、パートナー間の愛情を知って号泣したり、孫問題を考えたりと中々盛りだくさんです。
    永田さん同様私も、友達大好き(超分かる)ですが、そこから「お付き合いをする」というのが分からない。これ、なんとなく分かります。友達だから大好きだったのに、いざ恋人となってとなりあってみたら居心地が悪くなってしまった相手の隣と言う居心地のいいはずの場所が居心地悪くなる。というのを何度か経験していました。

    あと、読者さんからのメールにあった「恋愛感情を向けられても、信頼や友情を返すことができる」とうのは目から鱗でした。「どうしても恋愛感情を抱けない」人と付き合って「愛情を返せない!!」と悩んだことがあるので「友情や信頼でもいいんだ!!」と思いました。今となってはどうしようもない事ですが、過去に愛情を返せなくて苦しんだ方に友情や信頼を返せてれば現在の状況とまた違ったものとなるのではないかな。と思いまいた。

    たくさんたくさん共感できる部分のあることの漫画を買ってよかったと思います。

  • 著者独特の思考と可愛い絵が相俟って、とても癒やされる本だった。

  • あんまり面白いという作品ではないけれど、なんとか最後まで読めたのでよかったかな。幸せをこんなにも追求できる作者さんはすごいのかもしれない。

  • ホントこの作者の作品は素晴らしい。

  •  この本は医療・健康に直結するコミックエッセイではないと思うのだけど、以前同作家の『現実逃避していたらボロボロになった話』ではアルコール性急性膵炎を患って入院したことは話していたし、持病でADHD、うつ、摂食障害に罹っていることも知っていたから、闘病エッセイのような側面もあるかと思ってこの本棚に追加した。
     友達が結婚したのを機に自分がなぜ誰かと気軽に付き合ったりすることができないのかなど考えを巡らせていた。その理由として小学1年生のころに性的暴行を受けていて人が怖いという思いが強いからだと書いている。とても怖い体験をしていたことを知って胸が痛んだ。

  • 買った。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

大阪府在住の漫画家。著作に「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」「現実逃避してたらボロボロになった話」(イースト・プレス)、「一人交換日記1、2」(小学館)、「迷走戦士・永田カビ」(双葉社)がある。

「2022年 『膵臓がこわれたら、少し生きやすくなりました。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永田カビの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×