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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (204ページ)
感想・レビュー・書評
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女同士の取っ組み合いと最後の大宴会が妙に印象に残るが、真価はまだわからず。
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おそらく時代背景は産業革命の波が押し寄せる直前だ。主人公である女の3人目の男が、女にみせつけるため一個のネジを作る。もちろん、筋肉質な躰とハンマーで作る。女はそれを見て工芸品のようだと言う。しかしその傍らでは機械に沿って容易にネジを製造する女がいる。この対比に切ない印象を受けた。
貧乏と喧嘩。そして人間関係。この町の住人、労働者には活気がある。しかしそれだけではどうにもならない不自由さを感じた。
本書を読むことを通じて、フランやスーといった、旧フランス貨幣の相場を知ることができた。
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