- Amazon.co.jp ・電子書籍 (310ページ)
感想・レビュー・書評
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最初から設定の面白さを感じ、すぐストーリーに入り込めた。
登場人物のそれぞれの個性がとてもわかりやすく表現されており、その個性が組み合わさって事件解決に結びつく流れは最初から最後まで中弛みなく楽しめるすごくいい作品だと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素人っぽい探偵感で謎を解いていく過程が楽しい。
赤字だろうに毎回手土産を持参していく主人公のキャラにも好感が持てた。
最初の依頼のあとの、
2つ目の依頼からが本編というか
加速度的に面白くなり一気に読めた。 -
「このミス大賞」ということで購入。
あんまり期待してなかったけど、いやいや面白かった。
「紙鑑定士」渡部と「伝説のモデラー」土生井のコンビがいい。
紙や模型のうんちくがさんざん語られるが、そこから推理がつながり謎ときとなるので楽しく読める。
中盤以降は読む手が止まらず、最後まで飽きさせない。
次作も期待。 -
あまり期待せずに読んだけど当たりだった。
軽く読めて面白かった。
出てくる登場人物たちのキャラクターが良かったのでシリーズ化を期待しているけど、紙ネタ、模型ネタでは限界がありそうで少し心配。次作も絶対読みたい。 -
第18回このミス大賞受賞作。
紙鑑定士とモデラーという異色中年男性コンビが
紙と模型を主軸に生起こる事件を専門知識で解決していく作品。
各専門知識の蘊蓄を織り交ぜながらの話展開は読み応え抜群で楽しく読了出来た。とても面白かった。
鑑定士が終始『孤独のグルメ』の主人公の声(松重 豊さん)で脳内再生されてしまったのも面白かった。(^.^; -
2020年、第18回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品。
主人公である紙鑑定士の元に
“紙鑑定”と“神探偵”を勘違いして
依頼人がやってくるというこれまでにない斬新な設定で、
探偵役のパートナーがプラモデラーという
これまた面白い組み合わせ!
紙やプラモデルに関しての知識が盛り込まれていて、
好きな方はニヤニヤしてしまうシーンも多いのでは。
サクッと読めるのですが、
物語としてはあまりにもご都合主義に感じてしまいました。
謎解きがこんなに都合よく当たっていくものかな?と
不自然に思ってしまう程。
クライマックスも駆け足すぎて
何だかもったいないように感じました。
シリーズとして次作が出ているのでこちらに期待! -
発想が面白い。
玄人じみたキャラクターたちの渋さもいいんだけど、後半がちょっと荒かった。
スポーツカーのクダリは、本当に必要だったのかな。