- Amazon.co.jp ・電子書籍 (132ページ)
感想・レビュー・書評
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想像以上に読みやすくてびっくりした!仮想通貨の話と事前に聞いていて、難しそうだな…と勝手に遠ざけてたんだけど、予想していた内容と全然違かった。
主人公目線の現実のお話と、ニムロッドから送られてくるメールが交互にくる構成が面白かった。
思い返してみれば登場人物が少なかったな〜それが全体の不思議な印象に繋がってるのかも。あっさりとした語り口が好みだった。 -
読みやすいし好きな文章
ある意味分かりやすいメタファーだけど、全体としては分かったようなよくわからないような -
仮想通貨という現代的テーマにひきこまれた。
構成もよく上品な仕上がりで芥川賞にふさわしいと思った。でも仮想通貨そのものへの興味は満たされなかった。考案者とも噂されるるsatosiの生涯も書き及んだら、感動がましたかな。 -
仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。
中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。
小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。……
やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。「すべては取り換え可能であった」という答えを残して……。 -
賢い人間の悲しみは、太陽に近付きすぎた罰かも