News Diet [Kindle]

  • サンマーク出版
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感想・レビュー・書評

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  • 最近、またネットニュースに振り回されて、心が乱れていたことにふと気付いて、この本を読み直した(耳読し直した)。
    短く切り取られたニュース、そして、PVを稼ぐために書かれた速報ニュースは、編集者、記者の解釈によって切り取られたものや信憑性の乏しく、後日、当事者からの訂正や信憑性の乏しい記者に対する批判などに晒される記事も多く存在しており、そこに真実があるかどうかは非常に疑わしかった。
    それにも関わらず、それらのニュースに自分の心が揺さぶられて、怒ったり悲しくなったり不安になったりしており、ネガティブな感情を増幅させていた。
    やはりニュースは完全に絶たなければならない。外界から取り残されたような感覚になるかもしれないが、その分、自分の周りのこと、影響を及ぼすことができることに関して、積極的に関わっていれば、疎外感なども感じなくなってくるだろうしな。

    「『賢人』と呼ぶにふさわしい人物がスマホでニュースを読み漁っていたらどうだろうか?台無しではないだろうか?」というところは笑った。たしかに、大谷翔平がスマホでニュースばっかり見てたら嫌だな(笑)

  • 文句なしに素晴らしい本だった。
    自分が時に憂鬱な気分になるのはなぜだか、ようやく分かった。
    ニュースは百害あって一利なし。
    ニュースはムダに対立を生んだり、知らなくてもいいことを知りすぎることによって、正常な判断が鈍ってしまう。
    本当に必要な情報はニュースを見ずとも必ず得られるので、ニュースからは離れる生活を徹底したい。

  • ニュースを見ることの思考の悪影響、精神・体調への悪影響、ニュースを見ないことによる実生活への好影響について記載されていた。
    現代では,「より少ないことが豊かなこと」ということを改めて感じた

  • 単にニュースを見ないことだけに対して本1冊使って説明している。そんな本あるのかと驚き。ここまでかって言うほどニュース不要を説いてくる。おかげでニュースを見なくなった。もしシンククリアリーの一節であったら、行動に移すほどの影響は受けなかったかもしれない。

    全くニュースを見るなと言うわけではなく、ニュースは受動的に垂れ流されるのではなく、能動的に調べていこう、という感覚。
    受動的に見ないものは、下世話なニュースはもちろんのこと、世界の悲惨なニュースなど。自分に関係ない。全部は知れないし、知っても何もできない。世界に関心を寄せ心を痛めただけでは良い人になった気分になってはいけない。大切なのは行動。私は世界のニュースは見ていないが子供の虐待防止の団体に寄付をしている、あなたは?ということ。
    能動的に見るものは、株をやっているなら株に関する最新ニュースは能動的に取りに行く。社会人なら厳選して1週間分の重要事項まとめニュースなどを見る。要は今自分に関係あるニュースを見る。必ずしも最新である必要はない。本を読むのも情報収集と言う意味ではニュース。

    視野が狭まるのではないか?という意見に対して。
    逆に受動的にニュースを見て、何時間も費やしてどれくらい視野が広がったか?
    視野を広げたいなら、その時間で新しい本を読んだり、人と話したりした方が広がる。そもそも広げるより、自分に関係あることを深める時間に使った方が良い。
    受動的にニュースを見ても非効率に浅く広くなるだけ。

  • ニュースをひっきりなしにあびることの弊害をさまざまな角度で解説している。読み進めるうちもうわかったよーと言いたくもなるが読む過程で徐々に実際にニュースアプリ消したり、tweetの通知を消したりしたら集中力が取り戻せつつあります。職場で入ってくるいろんな情報も同じ側面あるんだよなーと思います。こちらも何かアクションしてみようかと。
    著者自身2010年以降日刊紙購読せず、テレビのニュースも見ない。
    ニュースを摂取しないことで会話が途切れたら、今週はどんな重大ニュースがあったんですか?と聞けば良い笑

  • 今の時代、ニュースに全くふれないで生きるのは難しい。




    スマホでネットに接続すれば情報が流れ、テレビや新聞、街頭のディスプレイでもニュースを知ることができる。





    ニュースというと、「人の不幸は蜜の味」なのか、悪いことが話題になりやすい。世の中で起こっている現実だが、いいことはあまり話題にならない。




    著者はニュースがアルコールと同じくらい「危険」であり、「思考」を妨げると指摘している。




    モクモク羊の場合、朝起きるとテレビ東京の「モーニングサテライト」やTBSの「THE TIME,」を見たり、ヤフーニュースを見たりする。




    その後も昼や夜にネットのニュースを読む。




    ニュースを見聞きしない日はないなあ。




    「ニュースのおかげで、私は世界をもっとよく理解できるようになっただろうか?よい決断ができるようになっただろうか?」という問いを著者は自分自身に問いかけた。




    その答えはどちらもノーだった。プーチンや習近平の頭の中身が「見える化」になることは永遠にないからなあ。




    「あなたの人生における重要なこととニュースには、なんの関連もない」と述べている。




    確かに、不登校を売りにしている革命家と称する方が何をしようとモクモク羊の人生に1ミリも影響はない。




    ニュース完全に断つのが無理なら、「おだやかな方法」を著者はすすめている。




    週刊新聞一紙だけあるいは週刊誌一誌だけを読む。紙の新聞だと電子版と違ってハイパーリンクがない。




    ニュースの厄介なところは著者も指摘しているが、メディアがつくり出した「有名人」という人たちだ。




    浮かんでくるのは「国際政治学者」と名乗って最近までメディアに登場していたあの方や、「それってあなた個人の感想ですよね」とネットで話題の「薄口評論家」などだ。




    ニュースメディアの関心の的は、「有名人」にあるからだと述べているように、価値のあることを成し遂げた人にフォーカスしない。





    メディアの作り上げた「虚像」に踊らされないように注意しないとなあ。




    ニュースとどう関わっていくか、それは生き方にも関わるなあと思う今日このごろだ。

  • 新聞やインターネットのニュースは、有害であり、
    徹底的に断つことを勧めている。
    自分の「能力の輪」の境界を見極め、内側に時間を活用すべきである。ニュースはその側にあり、無駄である。

  • ニュースを観ることは良い事だ。そのように思っていませんか? ただ振り返ってみるとニュースによって自分の人生が大きく変わった経験を持っている人は少ないだろう。この本はニュースを観ることによってどれだけ時間が奪われているのかを知ることができ、それに伴う対策を教えてくれる。ニュースをみても効果が出ないと感じている人におすすめの一冊

  • 著者の主張どおりに全くのゼロにすることは難しいけれど、ニュースとの距離やメディアの選択を考えるいいきっかけになった。自分自身で考えることや本を読むことに時間をかけるべきというのは本当にそのとおりだと思う。

  • #NewsDiet を #読了。
    ヒマだからといってヤフーを開いたりテレビをザッピングしたをやめた。情報収集してる気になってたが振り返ればほとんど意味をなしていない。典型的なニュース中毒だった。変えられない世界のニュースより家族のニュースや趣味に時間を当てて有意義な時間を取り戻そう!

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著者プロフィール

作家、実業家。1966年、スイス生まれ。
スイス、ザンクトガレン大学卒業。スイス航空会社の子会社数社にて最高財務責任者、最高経営責任者を歴任の後、ビジネス書籍の要約を提供するオンライン・ライブラリー「getAbstract」を設立。香港、オーストラリア、イギリスおよび、長期にわたりアメリカに滞在。科学、芸術、経済における指導的立場にある人々のためのコミュニティー「WORLD.MINDS」を創設、理事を務める。35歳から執筆活動を始め、ドイツやスイスの主要紙にコラムを執筆。その他、世界の有力新聞、雑誌に寄稿。著書は40以上の言語に翻訳出版され、累計発行部数は300万部を超える。『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』(ともにサンマーク出版)は日本でもベストセラー。スイス、ベルン在住。

「2020年 『Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ロルフ・ドベリの作品

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