保護猫の話とは分からずに読んで見た本なのですが、凄く勉強になりました。今では保護猫っていう言葉も目新しいと思われなくなっていますが、自分の家族に迎えるためにどれだけ大変か。また、人間側が猫を選ぶと思っていたけど…猫側も同じように選んでいたんだなという事が、本当に分かりました。著者の飼い猫のしらすちゃんのお話だったり、SNSで募集した保護猫を家族に迎えた方々のお話。今は幸せな暮らしをしていても、やっぱりトラウマのある猫ちゃん達は、今でも苦しんでいる部分があるんだなぁ。
殺処分ゼロがこんなにも実っているのが、読んでて嬉しかったです。保護猫活動されている方々や団体、ボランティアの方々、行政が連携して無くして行ってるのだとお話で読んで、泣きそうになりました。「殺処分をしたくてしている訳では無い。あのボタンをもう、押したくない」と、その言葉から広がった活動が昨今の殺処分ゼロを実現したんだと感動しました。
“猫が大好きだけど、飼うことが難しい方”には、保護猫カフェが本当におすすめ!飼うことになっても、お金はかかるもの。様々な事情があって、飼うことが出来ない事もあるでしょう。私もその1人です。保護猫カフェに行ってみて、猫と戯れたいと思いました。保護猫カフェって著者も描いていましたが…イメージ的に里親になる方々しか行っちゃ行けないのかな?って考えていた部分がありました。でも、そうではなかったのがびっくり。保護猫カフェの売上が猫ちゃん達のお世話代にもなると描かれていたので、気張らずに訪れても良いんだなと目から鱗。地元にもありそうなので、探して猫ちゃん達に会いに行きたいなと思いました!