ケーキの切れない非行少年たち 2巻: バンチコミックス [Kindle]

  • 新潮社
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感想・レビュー・書評

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  • 気になってた本の漫画版をKindle Unlimitedで見つけたので2巻まで読了。
    子どもの育ち方は結局は家庭環境にあると思ってしまうな。親に恵まれず、周り(学校や友人)にも恵まれず、知的にも遅れがあったりして、生きづらさを感じるんだろうな。自分自身だけではどうにもできないんだろうな。
    自分は障がいあるかなんてわからないしこれから先もどんな人と出会って、結婚して子育てするかもわからないけど、頼れる機関や相談できる機関(児相とか)については色々知っておいた方が自分に何か起きた時に子どもを助けられるのかなと思った。

  • 父親のわからない子どもを妊娠し、トラブルを起こして少年院に妊娠後期で入所する少女。

    出産し、子どもは自分の母親が外で見るもののだんだん虐待をされるようになる。
    出所して自分も子育てをするようになって、子育てのやりにくさに自分も子どもに手を挙げるようになる。

    またこれも負の連鎖。

    でも、この少女は少しして、母親から自立して子どもを育てていこうと決意する。
    自分や弟に手をあげる母親に依存しなければ、子どもを育ててられなかった時期もある。
    そこから立ち上がったのは、児相や保育所がちゃんと頼れるところだったいいパターンなのではないか。
    頼れないパターンをいっぱい聞いているから、ほんとよかったねぇとおもう。

    ここから、子ども食堂の役割につながっていくなぁ…興味あり。

    父親のわからない子どもを妊娠したという、本編では掘り下げられていない要素もあり、問題の根っこは方々に、深く、降りていくわけね。

  • ボーダーの15歳妊婦
    少年院に入っている時に出産、一年ちょいで出院
    その間は母親が代わりに子育てするも、実子に対する態度と同様暴力を振るう
    面会時に見せる罵声や暴力がきっかけでパニックを起こす
    出院後は母と娘、弟と一緒に暮らす
    なつかない娘、赤ちゃんも殴る母親、アルバイトでもうまくいかず、自身も娘に手を挙げる
    じ保育園が通報して一時的に娘を預かる
    そこで呪いが解けて関係が良好に
    母親と離れて娘と暮らす

    児童への性暴行により入院した自閉スペクトラム
    自閉スペクトラムの紹介が中心
    性加害に関する抗議が始まる

  • 非行少年に多い境界知能を診察する医師から見た新書のマンガ版第2巻。

    母親の暴力で情緒不安定の15歳で妊娠した少女と、幼女へ性犯罪を犯した少年の話。

    被害者視点は描かれない。加害者が抱える問題がわかる。

    @BizHack1
    #ケーキの切れない非行少年たち2巻
    https://amzn.to/3IVanly

    2023/02/26

  • ケーキと刑期をかけた面白い本。
    自分の世界観を,広げることができる。
    新たな世界を知れた。

  • 非行少女、子供との接し方

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著者プロフィール

立命館大学教授、児童精神科医。一社)日本COG-TR学会代表理事、一社)日本授業UD学会理事。医学博士、日本精神神経学会専門医、子どものこころ専門医、臨床心理士、公認心理師。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。大阪府立精神医療センターなどに勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016年より現職。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「日本COG-TR学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行っている。著書に『教室の困っている発達障害をもつ子どもの理解と認知的アプローチ』『性の問題行動をもつ子どものためのワークブック』『教室の「困っている子ども」を支える7つの手がかり』『NGから学ぶ 本気の伝え方』(以上、明石書店)、『身体面のコグトレ 不器用な子どもたちへの認知作業トレーニング【増補改訂版】』『コグトレ みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング』(以上、三輪書店)、『1日5分! 教室で使えるコグトレ』(東洋館出版社)、『ケーキの切れない非行少年たち』『どうしても頑張れない人たち』(以上、新潮社)、『境界知能とグレーゾーンの子どもたち』(扶桑社)、『境界知能の子どもたち』(SB新書)などがある。

「2024年 『身体をうまく使えるためのワークブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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