小公女 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 世界名作劇場のアニメを見た記憶がおぼろげにある。
    ロンドンの寄宿学校を舞台に、裕福な父を持つ少女セーラが父の死をきっかけとしてつらい境遇に陥るというストーリーは覚えていた。しかし、『小公女』というタイトルの意味するものまでは覚えておらず、こうして原作に触れ、彼女の胸に秘めた思いが作品を貫いていることを知って感銘を受けた。
    訳者の方もあとがきで書かれていたが、セーラがけっして完璧なよい子ではなく、カッとなって言い返したり、友情を失いかけたり、大切な相手に当たり散らしたりする姿がとても人間らしく、私も好きだ。心優しく気丈な姿とつらい気持ちに押し流されてしまいそうになる姿、両方が描かれているからこそセーラという存在が魅力的に見えるのだと思う。

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著者プロフィール

フランシス・イライザ・ホジソン・バーネットは、1849年イギリス・マンチェスターに生まれたが、幼い頃父を亡くし、16歳で一家とともにアメリカへ渡る。1873年、医師のスワン・バーネットと結婚、二人の男児をもうける。1886年『小公子』を発表し大ベストセラーに。1905年『小公女』、1911年『秘密の花園』を発表し、世界的な児童文学作家としての地位を不動のものにした。ニューヨーク州で余生を送り、1924年同地にて死去。

「2021年 『小公女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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