ふしぎの国のバード 8巻 (HARTA COMIX) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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  • 秋田市茶町通りの宿で照法師を釣り下げるイザベラ。宿の娘志乃は翌日に婚礼を控え,イザベラに鉄漿付(かねつけ/お歯黒)を見学するよう提案する。婚礼も見学したいと思ったイザベラが志乃の父親に頼みに行くと,娘は嫁盗みであるため「お目汚しになるだけかと」と答える。志乃は駆け落ちに失敗したが心中されるよりはと結婚を認められていた。婚礼は酒を酌み交わし楽しいものだった。イザベラは志乃の母親の形見の着物を着て列席。雨が上がり,イザベラと伊藤はやっと秋田を出発する。
    伊藤の朝の身支度を見学するイザベラ。歯磨きに舌ブラシ,爪切りに爪研ぎに爪磨き,毛抜きに香油。こんな過酷な旅で毎朝そんなお洒落をするのかと聞くイザベラに,伊藤はお洒落ではなく人としての礼儀だと断言する。
    7月25日,土崎湊で祭の曳山を見て秋田市を出発。祭で曲独楽を見てバードはロンドンで見た日本人の曲芸一座のことを思い出す。土崎では警察とともにやってきた小林に,この先食糧が手に入らないだろうと言われ,7日分の食料を渡される。7日で函館に着かねばならない。7月27日,土砂降りで氾濫寸前の米代川。切石渡から小繋まで川を上る船に乗るが,途中で流される長舟にぶつかり,その舟に乗っていた親子が流されていくのを目の当たりにしたのだった。

  • 舞台はもう少し秋田。
    失敗した駆け落ちと、婚礼。急がなくてはならなくなった旅。大雨。災害。
    伊藤の朝の身支度は、毎朝そこまできっちりやってたことに私も驚いた。

  • 202202/1~9巻まとめて。キャラが漫画向け(主人公は若く美しくスタイル良くてちょっと天然お茶目、的な)されているのは気になるけど、テンポよく読み進められ感動エピも程よく入ってたりで、面白い。

  • 1〜8巻まで一気読み。史実か否かは気にせず、純粋に漫画を楽しんだ。英国人冒険家のイザベラ バードと通訳伊藤の蝦夷ヶ島を目指す旅が続いている。明治初期の日本の風俗・文化が学べ、策略家めいた駐日英国公使パークスや謎のプラントハンターなど、今後の展開も楽しみ。ちょっと残念なのは、我が山形の滞在記が薄いかなと。

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