マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 [Kindle]

  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (185ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 認知症について、「周囲からの視点」「本人からの視点」双方向で理解できる本です。内容が分かりやすく、専門用語も易しく書かれているのでスラスラ読めます。
    マンガ形式で双方向の体験を理解したあと、具体的なアプローチについて分かりやすい説明文が添えられ、理解を深める構成となっています。

     特に印象的だったのが、
    ・女性は20~40代のころに(精神状態が)戻りやすく、場合によっては10代に戻る人もいる
    ・必死にものごとを覚えていようとしているから、何度も確認してしまう
    ・進行していくと、便が便だと分からなくなる
     という点でした。

     解決策として「安心感」について述べられていましたが、パーソンセンタードケアをはじめ、ユマニチュードなど、日本社会に浸透して欲しいと感じました。

  • エピソードが漫画で書いてありイメージしやすかった。良い対応例も挙げられているので参考になる。

  • 図書館数か月待ちでようやく。
    とても読みやすく自分も母親も一日で読了。
    「認知症世界の歩き方」よりも直球平易な表現だからなのか。
    漫画付きだからか。
    認知症の人との接し方推奨は自分の日常言動と正反対のことばかり。
    母親が発症しないことを祈るほかない。
    続編も出たようで読んでみたい。

  • 漫画と文章での補足で、認知症の人のいわゆる異常な行動について、本人はどのように思っているのかを解説し、それに対してどのように対処したら良いのかを書いてくれている

  • 認知症の初期の頃に読んでおけば、予備知識となるかな。進行に向けての心構え本といえる。

  • ほんのタイトル通り認知症の症例の本
    解決策を探している人には全く役に立たない

  • 認知症のある人について、誰にでもわかりやすいマンガと文章で表現している本。
    認知症の人が暮らしやすいまちをつくるには、介護・医療の専門家以外にも地域の人たちの理解が重要になってくる。
    市民に向けて紹介したい本

  •  同じ場面を認知症の人の視点と認知症ではない人の視点で対比し,見開きで描かれている。そして次のページにはその場面についての考え方や対処方法などの解説が書かれている。認知症の人が見ている世界を理解することで,そうではない人とのズレを埋め,お互い幸せになる道が存在する。様々なタイプの認知症の実例を提示しながら介護のポイントを学ぶことができ分かりやすかった。

  • 知り合いの一人暮らしのおばさん(70代)が、最近「泥棒に入られた。色々と物がなくなってる」と訴えるようになりました。
    (今日で3回目です)

    1回目の時は警察を呼んだそうですが、認知症じゃないかと疑われたとのことです。
    (部屋は荒らされておらず、盗られた物が、お金以外にも食器や賞状などと何か変なのです)

    明日会いにいくのですが、まず本で予習しました。

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著者プロフィール

理学療法士 熊本県認知症予防プログラム開発者
理学療法士。株式会社Re学代表。熊本県を拠点に、病院や施設における認知症予防や認知症ケアの実践に取り組む。自治体の認知症予防プログラムの開発責任者を務めてきた幅広い経験から、年間200回を超える講演活動を行うなど、介護予防に関する普及啓発活動にも力を入れている。2017年には認知症の人とその家族を支える新しい資格制度「ブレインマネージャー」を創設。

「2022年 『マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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