千歳くんはラムネ瓶のなか 5 (ガガガ文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 勢いが止まらない作品。物語は1つの転換期を向かえ、これまでの話の総括にかかろうとしている。

    そして最後でまさかの展開。5巻まで一切のマンネリがなく、更にこの後の展開が気になるものに仕上げてきたのも凄いとしか言いようがない。

    久しぶりに小説を読む事の面白さを実感できる作品だ。

  • シリーズ5冊目、柊夕湖~戦国乱世編▲夏休み恒例の勉強合宿。どこまでも青い空と海。色とりどりの女子の水着。こぼれ落ちそうな思い出を、ポケットいっぱいに詰め込んで…▼越前と言えば朝倉宗滴。やはり一乗谷は行きたいスポット。花火に浴衣、お約束の伝統芸から、個人的に縁のない日本海側の海水浴場での合同合宿へ…主人公が優秀なので、同年齢の上位層女子は搔っ攫い。年上世代も明日姉が陥落済み。妹成分が不足気味だが、朔にだけポンコツさを魅せる最恐で補完しろということ?応仁の乱の如く、なんでこうなった!解決編を待て(2021年)

  • 感情がぐちゃぐちゃだけど、とにかく夕湖ちゃん大優勝の回。

    夏休みのイベントで花火行ったり修学旅行のようなものをしてひたすら輝かしい青春の描写が続くけど、いろんな女の子とのいちゃいちゃとしたシーンが続くほど千歳に対してどんどんフラストレーションが溜まっていった。

    友達の海人が最後に千歳を殴ってくれたときはスッキリしたし、物語として真っ直ぐでよかった。

    夕湖の過去や恋に落ちた経緯や最後まで明るくて真っ直ぐな気持ちは泣けた。でも、思いを正直に伝えることでヒビが入る繊細な男女の友情があって、そしてみんながズタボロになったタイミングでしっかり現れる普段は控えめな優空ちゃん。すごい。ゾクっとした。

    千歳は、女の子を救って、女の子に救われて、女の子に告白されて自分が傷ついて、その傷を救おうとする女の子の登場。

    心が綺麗で繊細すぎる仲間が集まったガラスのように美しいリア充生活がどんどん危ういところへ追い込まれていく。そこがこの作品の魅力だと思う。どうなるんだろうこのあと。がんばってほしい。

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著者プロフィール

裕夢(ひろむ)
福井県出身の作家。『ラムネの瓶に沈んだビー玉の月』で第13回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞。受賞作を改題したデビュー作、『千歳くんはラムネ瓶のなか』を2019年6月18日に刊行。

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