真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです! (Mノベルスf) [Kindle]

著者 :
  • 双葉社
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感想・レビュー・書評

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  • コミカライズの1巻を読んでどうにも先が気になり、WEB公開中の原作を検索し、ラストまで駆け抜けてしまった。

    いやはや心底スカッとできました。要は無神経浮気男をこれ以上なく完膚なきまでに叩きのめして復讐する女の物語なのだが、そんなえげつない目的はさらさらありませんみたいな調子で、さらりと男をランクアップさせ、善人づらのまま念願を遂げるあたり、行間にこめられた怨念がすごい。

    そのためボケナス王太子がやっつけられた瞬間は快感だった。どっかの貴族のおばさんの恋バナやら、主人公と新恋人のベルトコンベアー式のいちゃつきやら、架空の政治状況やら、まったく興味のわかないモノを読んでいちいち理解するという、ザルで水を汲むが如き拷問によって蓄積されたストレスが一気に解消された。王太子殿下にとっちゃ『魔太郎が通る』や『笑うせえるすまん』のクライマックスさながらの結末だ。

    この手のライトノベルはストレスの増減によって報酬系の神経伝達物質を分泌させる装置なのだなと改めて感心した。

  • 「真実の愛を見つけんだ」と王太子エドワードに婚約破棄された侯爵令嬢マリアベル。エドワードの真実の愛の相手は平民の娘だという。しかもあろうことかエドワードはマリアベルにその娘のお妃教育を頼むのだった—―。


    お約束の婚約破棄からの素敵な相手との出会い。しかも前の相手より上等の。
    そして多分元婚約者は後悔してヒロインは幸せになる…という展開は見えているのですが、話のテンポがスローな気がします。

  • ある日突然マリアベルは「真実の愛を見つけた」という婚約者のエドワードから婚約破棄されてしまう。
    新しい婚約者のアネットは平民で、エドワード直々に「君は誰よりも完璧な淑女だから」と、マリアベルは教育係を頼まれてしまう。
    教育係を断った後、マリアベルには別の縁談が持ち上がる。
    だがそれを知ったエドワードがなぜか復縁を迫ってきて……。

  • 婚約者から一方的に婚約破棄をされたマリアベル。全く現実が見えていない元婚約者には腹が立って仕方がなかった。全く非のないマリアベルに酷い仕打ちをしたのに、自分が酷いことをしていることに気が付かないとかありえないと思ったから。レナートと出会ってからのマリアベルを見ると、婚約破棄してよかったとも思えてくる。あのまま結婚していたらどうなるのか、心配になる相手だったから。どんな状況でも味方になってくれる家族がいたのは、マリアベルにとって本当によかった。まだまだトラブルが続きそうなところで終わってしまったので、続きが気になる。

  • 読みやすく、楽しく読んでいたが、まさかの1冊で完結しないお話でした……

  • ノー1巻完結。続キアリマス。

    王太子の婚約者として完璧を求められ、努力してきた侯爵家令嬢のマリアベル。ある日、王太子に婚約を破棄してほしいと言われる。「真実の愛を見つけたんだ」と。


    意地悪な王妃と、真実の愛を見つけただけの王太子に…、だけじゃなかった、余計な事を色々としてくれる王太子にイライラするけど、侯爵家が愛のある家族で救われる。

    本当、侯爵(マリアベルのお父さま)ありがとう。侯爵とさして国を一番にだったのかもしれないけど、娘が傷ついた今は娘を一番に動いてる。
    何色がいいのかわからないけど、とりあえず白色のバラを侯爵の帽子に贈りたい。

    帝国の皇太子という新しい婚約者もでき(婚姻式はまだ)、幸せに向かって進んでいるのに、王太子がまた…。掌で転がされて。もう少し考えて。考えられたら、婚約破棄はしてないだろうけど。

    王国の城に軟禁されてしまった侯爵の解放に、マリアベルは皇太子と共に向かう…途中で1巻終了。

    2巻が楽しみ。

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