あやしい遊園地 奇妙で愉快なショートショート集 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃、ハマっていた星新一を思わせるショートショート…いや、中身は不倫の話もあったりで、大人向けだから、そうとも言い切れないけれど、そうきたかという結末が気持ち良くて、サクサク読めました。

    お気に入りは『ワイフの願い』なんですけど、シャレが聞いてて主人公のこの先が割りと冷や汗モノで、やーい身から出たサビだーという気持ちよさ。

    ショーハウスの中の『縁日の縁』と続いて『ある改心』は、読み心地が良かった。皮肉がいい味になっていて、モヤモヤ無し。

    あまりにも、細々とショートショートが満載なので1つ1つの感想は割愛するが、結末が似かよる事がないので、これはモヤモヤするのか、ワクワクするのか、ゾッとするのか、スッキリするのかと最後まで、気づかせないのが嬉しい。

    特に気に入ったのはあとがきだ。
    最初に思った通り、星新一先生の名前が出てきて納得。それはそうと、この本のストーリーについてのあとがきを信じるか信じないかはあなた次第です。

  • 星新一のお弟子さんによるショートショート集
    ページ数がこの手の小説にしては多いから、読むのに多少時間がかかってしまった。けれど1話1話がサクッと終わるので結構気楽に読めました。
    クオリティはさすが星新一の弟子ということで奇妙な味の雰囲気が醸し出されてました。
    ジャンルはホラーやらSFやらブラックユーモアにほっこりする話まで様々ですが、もう少しパンチが強くても良かったかなと思ったり(普段アクの強いやつばっか読んでるからかもしれませんが)

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著者プロフィール

一九五三年、大阪生まれ。「星新一ショートショートコンテスト‘80」で「花火」が最優秀作に選ばれデビュー。星新一に師事し千篇以上の作品を執筆。近刊『花火』『無用の店』(以上、光文社文庫)はその傑作選。主な著書に、『仕掛け花火』『ひねくれアイテム』『鍵穴ラビリンス』(以上、講談社ノベルス)『あやしい遊園地』『短い夜の出来事』(以上、講談社文庫)『小さな物語のつくり方』『きまぐれラボ』『チョコ★ド』(以上、樹立社)など。

「2016年 『30の神品 ショートショート傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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