下賜された悪徳王女は、裏切りの騎士に溺愛される (ムーンドロップス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 冒頭の一文「ドアの敷居も跨げず、」
    ドアに敷居はない。敷居は引き違い戸、襖とか障子などが床と接地する面に溝が切ってある部材のことで、ドアなら沓摺(くつずり)だ。でも、西洋建築ではあまり使わない部材じゃないかな。基本内開きだし、ドア下の隙間から手紙とか挿いれられないし。あ、西洋風架空世界だからいいのか?
    …… と鼻をほじりながら(比喩)読み進めたのだが、読み応えがあった。あったが、疲れた。時制をころころ変えられるし、伏線回収なんだろうけど後出しジャンケンみたいに感じた。全311ページ、TL小説としては比較的長い長編だが上下巻500ページくらいにして、あまり時制を変えずに描いてほしかった。ただ、上下巻の本は食指が動かないかもしれないが。
    読み終えた感想としては、ヒロインには"大変なご苦労をされましたね。お疲れ様でした"と言いたい。
    ★は4に近い3
    最後に挿絵に物申したい。大人っぽい話なのに子供っぽ過ぎる。物語から集中力が途切れてしまった。

  • 死地に赴くことになったヒーロー(騎士団長)。国王に旅立つ前に褒美を与えると言われたヒーローは、ヒロイン(王女)を望んだ。父娘仲が悪いとされているこの2人の間には愛情がある。それを皆の前で見せてほしかったのに、受け入れられてしまった。ヒーローは3日3晩王女を抱き、旅立ち、敵に寝返った。


    再会は6年後。ヒーローは敵国の国王、ヒロインは女王として。
    異能がある世界。ヒロインが悪徳王女と呼ばれているのも、そこら辺が関わっている。

    ヒーローはヒロイン大好き、裏切ったけど裏切ってないので、そこは安心して読めた。

    黒幕への罰は意外だった。

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著者プロフィール

青砥あか(Aka Aoto)
花粉がひどくてツラいです。
薬を飲んでいるのに、鼻むずむずして肌が痒い……
陽気はいいのにツラい季節ですね。

「2023年 『聖なる王子は番の乙女と閨神事に耽溺する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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