老いの福袋 あっぱれ! ころばぬ先の知恵88 [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 生きることが楽しく、怖くなくなくなる本

  •  高齢女性問題に長年取り組んできた者の責任として、自らの老いを私たちにさらけ出してくださっている。
     私は母がまさしく樋口先生世代。娘として受け入れられないことも多く、情けなく感じてしまうこともあるけれど、これは「老い」なんだな。仕方ない。樋口先生だってこうなのだ。 
     それでも自分が後ろの世代に何を残せるか、一生懸命考えてくださる姿はすがすがしくて尊敬する。いくつになっても夢を追う、その姿に。
     70歳での都知事立候補はマイナスイメージで捉えていたが、やむにやまれぬ気持ちで立ち上がられたのだと知った。
     読者が何歳でも、いろいろなことを考えさせてくれる本です。

  • まだ老いてはいないと自負している私には、微妙な本でした。田舎の義姉は86歳…読みたいと言っていたので、私もついでに・・・・
    参考になるのかならないのか、参考にするのかしないのか…
    まあさらっと読み流しです。

  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11494434

  • 88歳の樋口恵子さんのエッセイ。
    ほぼ2ページで一つのお話なので、ゆるく楽しく読めました。ユーモアいっぱいで、チャーミングな方だなと思いました。
    人生の先輩のお話はとても興味深いです。
    私もまだまだがんばれそうです!

  • まだ先、と思いたくも、もうリアルとも言えるわけで。
    子のない自分はさらに予測を立てて、先を見込んでおかないといけないのだなぁ。
    そういう言い方をしている今、どうしても真剣味が足りないのだけれど。

    リアルな老いを生きている先輩の言葉は痛いほど突き刺さる。

  • 私の読んだ本は、電子書籍でなく、2021年7月10日 6版発行の紙の本である。

    こんな冗談ぽく、高齢者の事を描かれているのには、興味深々で、読んでみた。

    平均寿命に達した著者 樋口恵子氏、立派な(ローバ)老婆と、自ら書かれている。
    フレイル、サルコペニアと、高齢者に対する言葉に対して、「ヨタヘロ期」と・・・(笑)
    「財産の捨て時」「活かし時」も、大変参考に!

    著者が、良まれた1930年の 女性の平均年齢が、49.63歳だったと、まえがきに記載されている。
    私が、ふと手にした片づけようとした冊子には、
    「明治35年、海運会社の日本郵船が最初に定年制を導入して、その時の定年が55歳!
    官庁や他社もこれにならったため、55歳定年制が、日本に定着したのだが、この当時、日本男性の平均寿命が、約43歳。」!!!!
    現代で、考えると、100歳定年のようなものであった。

    2025年には、5人に1人が75歳以上となる。
    寿命がのびたのは、医学発展、栄養状態の改善、幼児死亡率の低下であるのだが、・・・一番が、「平和」を著者は、上げている。

    世界を眺めると、ミャンマーやアフガニスタンのような紛争で、被害に遭ってしまう人達が、居る事を鑑みると、日本は、何と平和な国であると、思わざるを得ない。

    1年遅れであって、そして、コロナ拡大であったのに、オリンピックが、開催出来たのも、平和な国であるから、可能だったと、思う。

    この本の後半は、現実味のある話が、書かれている。
    人生100年!第二の義務教育期。
    未だ、ガラケーの私であるが、毎日、ニュースは、新聞、テレビのデータチャンネルだけでなく、検索している。
    学ぶ機会が、これからも必要であると、思う。

    ダジャレも入っており、字も大きく、読みやすい本であった。

  • 面白かった。わかるわかると思いながら読んだ。
    そして和式トイレは避けようと思った。

    今までは和式トイレ文化も守ってほしいと思ってたけど、着物より洋服が便利なように、洋式トイレのほうが安全安心で良いと思った。

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著者プロフィール

評論家(2023年1月現在)

「2023年 『しあわせの高齢者学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

樋口恵子の作品

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