観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書) [Kindle]
- SBクリエイティブ (2021年9月6日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (187ページ)
感想・レビュー・書評
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最近、「予測力」がある人、ない人の違いを感じることが多かった。あらゆることを「想定」して予測しておくことは大事かもしれないけど、あまりに本質からずれていたり、そんなことあるかなー??という方に議論がずれていき、周囲を振り回して終わる人がいるな、と思いました。「想定しておかないと」と言われると周りも不安を煽られ余計なことに頭や時間、労力を割くことになる。
逆にスムーズに物事を進めていく人はこの「想定しておく」=「予測力」がとても上手。
上手な人は、まず現状把握(事実の認識、今ある情報の整理)がとても上手だと思った。そしてその力は「観察力」だと思った。
できる人は、「観察力」及びそこからの「予測力」がとても上手。こまかいことでも、「この人は○○だ」(観察力)→「だからきっと今回も○○と考えて、○○の反応をするだろう」(予測力)→「だから、○○のような伝え方をした方がいいだろう」(予測からの対応策)を常に繰り返し、精度が上がっていくので、やみくもに自身が不安になったり、また周囲に不安を煽ることもしない。
観察する段階でズレている人は、導く予測も現状からズレていくことになる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■評価
★★★★☆
■感想
◯「観察力こそが、様々な能力につながるドミノの一枚目」という価値観のもと、書かれた本。
◯問→仮説→観察 のサイクルを回すことで、解像度や精度が上がっていくのを、漫画などの例を用いて語っている。エッセー風でもある。
◯内容にはとても共感した。もう一度時間をおいて、再度読み直したいと思える本であった。 -
仕事にもつかえました
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・物語を描きたいと思っている人
・人間のの行動や感情に興味がある人
におすすめの本。私は上記2つにあてはまったのでこの本が突き刺さった。
著者はコルクラボという最近Twitterでよく見かけるマンガ家さんたちのラボを主催する人。Twitterで見かけるマンガはおもしろく、見入ってしまうことが多いが、この本を読んでなるほど漫画家さんたちは観察力を磨いているのかと納得。
観察力を磨くには、身近なところから問いをたてて仮説検証していくことが大事。また人間は自分のみたいようにしか世界を見てないので自分がかけているメガネを自覚することが重要。とても面白い本だった。 -
いい本だった。
佐渡島さんが観察力を深掘りする手順や方法に触れながら、一つのことを深掘りするとはどういうことかを学んだ気がする。 -
直感を理論武装して説明した感じの本。
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わかった瞬間、そこで思考は止まり、観察も終わる。
あいまいなものをあいまいなまま受け入れ、考え続けることが今の時代には必要。
あ、これはいま〇〇バイアスに掛かってるな!と客観的に見れたら…難しいですけど。 -
感性などは後からでも磨くことができる
まずは仮説、クリエイティビティと論理性は相反するものだという思い込みが覆された