観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ■評価
    ★★★★☆


    ■感想
    ◯「観察力こそが、様々な能力につながるドミノの一枚目」という価値観のもと、書かれた本。
    ◯問→仮説→観察 のサイクルを回すことで、解像度や精度が上がっていくのを、漫画などの例を用いて語っている。エッセー風でもある。
    ◯内容にはとても共感した。もう一度時間をおいて、再度読み直したいと思える本であった。

  • 観察とは、仮説を立てて更新し続けること
    常識とは18歳までに身につけた個人の偏見。囚われる必要はない。
    見ているものを言葉にすることで観察力が上がる。
    まずは型を学び、分析する。そこで自分の仮説が生まれてくる。真似することで理解度が高まっていく。
    物語の型は持続力の塊

    型を知る、学ぶ研究する。
    いい観察は正確な答えは見つからない。問いと仮説を繰り返すから。
    考え続けること継続していきたい。

  • 仕事にもつかえました

  • ・物語を描きたいと思っている人
    ・人間のの行動や感情に興味がある人
    におすすめの本。私は上記2つにあてはまったのでこの本が突き刺さった。
    著者はコルクラボという最近Twitterでよく見かけるマンガ家さんたちのラボを主催する人。Twitterで見かけるマンガはおもしろく、見入ってしまうことが多いが、この本を読んでなるほど漫画家さんたちは観察力を磨いているのかと納得。
    観察力を磨くには、身近なところから問いをたてて仮説検証していくことが大事。また人間は自分のみたいようにしか世界を見てないので自分がかけているメガネを自覚することが重要。とても面白い本だった。

  • いい本だった。
    佐渡島さんが観察力を深掘りする手順や方法に触れながら、一つのことを深掘りするとはどういうことかを学んだ気がする。

  • 直感を理論武装して説明した感じの本。

  • わかった瞬間、そこで思考は止まり、観察も終わる。
    あいまいなものをあいまいなまま受け入れ、考え続けることが今の時代には必要。
    あ、これはいま〇〇バイアスに掛かってるな!と客観的に見れたら…難しいですけど。

  • 観察するということについて、ヒット作品を編集者として支えてきた佐渡島さんが言語化してまとめたもの。
    内容としては正直、まぁそうだよね、という感じで目新しいことは個人的にはほとんどなかったが、これをしっかり言語化しているところに価値があると思った。

    人間は「メガネ」(認知バイアス、身体と感情、コンテクスト)を通して物事を見る。それを意識して観察すること。
    仮説を持って物事を見ること。仮説→観察→問い→仮説とぐるぐる思考を働かせる。そのためには言語化し、型を見出すことが必要。
    人を動かすのは感情。見えるところだけでなく見えないところも気にすること。感情についての解像度も上げる。
    物事を曖昧なまま受け取ること。世の中のほとんどのものは曖昧。絶対の反対は曖昧。
    愛を持って対象を観察すること。

  • 感性などは後からでも磨くことができる
    まずは仮説、クリエイティビティと論理性は相反するものだという思い込みが覆された

  • 【文章】
    とても読みやすい
    【ハマり】
     ★★★★★
    【気付き】
     ★★★★・

    ・既存の認識が観察を阻害する、良い方向にも悪い方向にも
    ・物事に対して、仮説をもって観察し、ギャップを元に仮説を更新する
    ・仮説を作るときは主観的に、データでもって仮説を検証するときは客観的に
    ・よい観察をするには、対象への愛が必要。自分のものさしで判断しない
    ・少年マンガは感情が読み取りやすい、青年マンガは混合感情で感情が読み取りづらい
    ・具体的な事象の正解は、時代などによって変わってしまう。抽象度の高いあいまいな概念は、あいまいなまま受け止めて、常に観察し続ける必要がある
    ・物事の捉え方の変化「曖昧×模倣」→型・暗記→「絶対×模倣」→感情・バイアスの理解→「絶対×創造」→観察力→「曖昧×創造」

    物事の捉え方の変化は2次元的な回転で描かれていたが、象限が変わるときに抽象度も上がっていて、実際は3次元的なスパイラルな変化なのかもしれない。

    最後の章は、かなり抽象的な内容だけど、これはこれで面白い。と、あいまいなまま受け入れてみる。

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著者プロフィール

編集者、コルク代表取締役。1979年、兵庫県に生まれる。東京大学文学部を卒業後、講談社に入社して「モーニング」編集部に。『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などのヒット漫画を生み出し、小説家の伊坂幸太郎、平野啓一郎も担当した。2012年に独立し、クリエーターのエージェント会社コルクを創業。漫画家や小説家などとともにインターネット時代の新しいエンターテイメントの創出を目指している。
著書に、『ぼくらの仮説が世界をつくる』(ダイヤモンド社)、『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』(幻冬舎)、『観察力の鍛え方』(SB新書)などがある。

「2022年 『言葉のズレと共感幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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