英語の思考法 ──話すための文法・文化レッスン (ちくま新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2日で完読。素晴らしい。近年読んだ語学関連の本では最高に良かった。キーワードは「独立」「つながり」「対等」。”英語の思考法”というより、英語を母国語として話す米英白人の思考法ということかもしれない。おそらく英語を使うフィリピン人では同じことは言えないだろう。それを前提として、英語で米英人と話すということは、彼らの”文化”の土俵に立って話すということなんだと理解した。曖昧なことの多い日本人に比して何事もはっきりいうのかと思いきや、Youの領域に入ることにはきわめて慎重であったり、なかなか一筋縄ではいかない。実用的なアドバイスもそこかしこに散りばめられているが、本筋はサブタイトルにある”文化レッスン”であろう。

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部教授。慶應義塾中等部長。石川県金沢市出身。慶應義塾大学法学部、文学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了。文学博士。専門は、社会言語学、英語学。著書に『伝わるしくみと異文化間コミュニケーション』(南雲堂、1999)、『ことばの生態系――コミュニケーションは何でできているか』(慶應義塾大学出版会、2005)、『サバイバル・イングリッシュ』(幻冬舎エデュケーション、2011)、『バカに見えるビジネス語』(青春出版社、2013)、『グローバル・コミュニケーションのための英語学概論』(慶應義塾大学出版会、2015)、『英語の思考法――話すための文法・文化レッスン』(ちくま新書、2021)。編著に『社会言語学』(朝倉書店、2017)などがある。NHKEテレ「ニュースで英会話」、「おもてなしの基礎英語」講師。NPO法人地球ことば村・世界言語博物館理事長などを務める。

「2022年 『もっともシンプルな英語ライティング講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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