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感想・レビュー・書評
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掛谷英紀准教授の本でおススメです。
「学問がなぜ政治を目的化してはいけないのか。それは、学者が自らの政治目的に不利な事実に目を瞑るようになるからである。」名言!
林智裕さんの『「正しさ」の商人』に通ずることも書かれています。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/491778659.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コロナ禍になってメディアにいろんな専門家が登場し、発言していますね。日本人は”専門家”に弱いと思うんです。テレビに出てくると、とりあえず話を聞きます。専門なんだから”本当”なんだろうと。
コロナって結局なんなんだ、と自分も気になって何冊か読んでみましたが、当初の目的とは違い、”専門家”のウソを告発する内容が意外に多いことに驚いたものです。その中で本書を読んでみました。
内容は過激ではあります。そうであるためでしょうが、持論を確実なものにするために”外堀”からじわじわと確信を語ってくる。その外堀が深すぎるとはじめは感じました。この内容は必要なのか、と。もちろんじっくり読めば大事なのは分かるんですが……。
暴走学者は自分に都合のいいように、データとか発言をねじ曲げるとは著者も指摘します。しかし、じゃ本書はそうではないと言い切れるのか?某フェミニスト学者の”暴言”を引用した箇所がたった4行で、これじゃ前後の内容がわからないから発言の真意がくみ取れない。でも書名とページ数が明記されているから、知りたければ読め、ということでしょう。過激な内容なので、掛谷氏も(今までの著作も含めて)批判を受けることは自覚されています。
自分もちょっと鈍重に感じて批判的でしたが、それは自分が期待した内容とちょっと違っていたことによるものだったのです。読み終えて感じることは、結局ひどくまっとうな内容です。「科学の目的は真理を探究すること」 -
p.2022/3/9
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時々粗っぽい議論が展開される部分は見受けられますし、全面的に賛成というわけではないです。
ただ、ロジカルな思考が皆無、感情と雰囲気だけでしか物事が決められないというのはほんとその通りで、ワイドショー見てるような人間向けのことは止めるべきと強く思います。 -
これは好いなぁ。全面的に賛成とは言わないけど、私が常日頃思っていることが、すごく平易に書いてある。くどくど感想を書いてもいいけど、やるせなくて意欲をなくしちゃった。
ともあれ、今の日本って、大学卒を粗製乱造して、その粗製乱造された学士達が既得権を守るために、粗製乱造された、数字も読めない、ロジカルな思考が皆無、感情と雰囲気だけでしか物事が決められない学士達の中からしかリーダーを選べなくて迷走してる・・・じゃ、ないのかなぁ?
仮に、優秀なリーダーを選べても、従う者の大半が、粗製乱造された、数字も読めない、ロジカルな思考が皆無、感情と雰囲気だけでしか物事が決められない学士達では、数字で示せない、ロジカルは理解不可でご法度、感情と雰囲気でしか伝えられない指示しかだせないんじゃないかなぁ? -
学者の暴走。掛谷 英紀先生の著書。「イデオロギー」「金銭(利権)」「同調圧力」によってウソをつく学者。学者や研究者は人類の未来を切り開く特別な仕事で特権階級のようなとところもある。「イデオロギー」「金銭(利権)」「同調圧力」に負けるなんて学者や研究者としての資格はないし厚顔無恥なこと。でも倫理観のない学者や研究者を糾弾したり追及したりするだけではなくて、倫理観のない学者や研究者が生まれないように真剣に研究活動に取り組む学者や研究者がもっと評価された尊敬されてお金の面でも報われることが必要。