ライト、ついてますか 問題発見の人間学 [Kindle]

  • 共立出版
3.44
  • (4)
  • (3)
  • (9)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 153
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (192ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 高松智史さんのおすすめで購入。問題の置き方にフォーカスしていて、新しい視点をもらえた。

  • IBMなどのプログラマー、コンサルタント、またシステム科学の研究者のドナルドゴースによる半分物語形式の啓発書。いくつものパートに分けて、問題解決を生業とする多くの人たちに対し、「その問題は本当に問題か」「誰にとっての問題か」「本当に私が解決する問題か」などを問いかけ、問題解決に関して幅広い視野を提供する本。タイトルが「問題発見」の人間学となっているのは含蓄深く、問題を解決することよりも、そもそも向き合う問題ををはっきりさせることの重要性を伝えており、解決策に飛びつく前に、落ち着いて問題を定義することが大切だと理解させられた。

  • 学生の頃に先生に勧められたが「モカシン靴ってなに?」とか些細なところに引っかかり読破できなかった本。
    なぜ若い時はあんなところに引っかかったのだろう?と思いつつ。
    エンジニア職としてはやはり読んでおいて損はない本。
    ただ、色々紹介される話がやっぱり「へ??」という感じでクセがあって分かりにくいものが多少あるので、一回サラッと読んだだけだと辛いかも。

  • 問題発見、問題定義の本として有名なので手にとってみた。
    全体的に抽象的な話が多く、流し読みしたせいか何を言及しているのかいまいちピンとこない例え話も多かった。
    ある事象を問題とするとき、関係者によって事象の見方はことなる。同じ問題に対する取り組み方も違えば、そもそもどのような「問題」と認識するのかも異なる。
    まずは「問題」がどのような問題なのか、それを捉えるところから問題解決は始まるのだとわかった。

    - 問題定義を間違ってしまうとそもそも正解でも役に立たないこと
    - 問題を扱う上で本当に大事なのは、問いは決して答えられることがないと覚悟すること
    - 当人が自分が関わる問題であると認識できないと人は真剣にならない
    - 個別の問題と認識させると人は協力しない
    - 自分たちで出した解答であれば人は真剣にとりくむ

  • 【感想】
    問題定義の精度を上げるための本、良書。再読します。
    
    【概要】
    課題解決をする際に一番大事な事は問題定義である。誰の問題か、誰にとっての問題か、何が問題なのかを時間をかけて突き詰めて定義する事が大事。
    安易に答えに飛びついてしまってはいけない。
    
    また、一つの問題に対する解が他の問題を引き起こす事もある。
    
    問題は解決した後も、その問題の定義が正しかったか否かは判断できない事が多いが、決してそれを理由に問題定義を改善する努力を怠ってはいけない。

  • いいことが書いてあるのだと思いますが、とにかく訳が読みにくい。

  • ■所感
    ・「問題解決」において、最初の「問題発見」が重要。いわゆる「論点思考」ですね。
      35年前に「問題発見」にフォーカスした点が評価されていると思います。
    ・学校で「答えのある問題」を解き続けてきた学生は、
    「答えのない世界」に旅立つ際にこの「論点思考」を学ぶことが重要です。
    ・ただし古い本かつ洋書の和訳なので、文章が圧倒的に読みにくいです。
     例え話を挟みつつ、大事なことを解説するスタイルですが、まず例え話が読みにくい。
    ・今の時代にこの本を解読する必要はなく、
    『イシューからはじめよ』や『論点思考』を読むことをお勧めします。

    ■学び
    ・学校では問題を解くことを教わる。
    だが問題は、解くより発見する方がずっとむずかしく、ずっと面白い
    ・本当に大切なのは「問題」を「見つける」ことだ
    ・問題は何か? それは誰の問題か? それはどこから来たのか?
    ・「答えが分かっている問題を解く」から「答えのない課題を解決する」へ

    --------------------------
    ■読書前のブクログ情報
    ブクログ点数: 3.50(2022/05時点)

    ■読んだきっかけ
    メンターの勧め

    ■読むことをお勧めする人
    なし

    --------------------------

    ■本の評価基準
    ★★★★★5 至高:一生大事にしたい本。
    ★★★★☆4 感動:何度も読み返したい本。
    (↑4以上は他の方にも自信を持ってオススメする本)

    ★★★☆☆3 普通:特に心に残る何かはなかった本。

    (↓2点台は何かマイナスポイントがあった本)
    ★★☆☆☆2 微妙:気になる点があった本。
    ★☆☆☆☆1 残念:読むのをやめた本。

  • 「問題を抱えているのはだれか?」、「あなたの問題の本質は何ですか?」、「外国人を連れて自分の国を歩く」、「他人が自分の問題を自分で完全に解けるときに、それを解いてやろうとするな」、「トンネルのライト」、「この問題はどこからきたのか?」、「問題が実は問題解決者自信に起因する割合は53.27%」、「世界には2種類の人間がいる」、「魚、水を見ず」

  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学
    https://amzn.to/3vx1Uyi

    #

全9件中 1 - 9件を表示

ドナルド・C・ゴースの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×