フルカラー。
会社をクビになり、やけ酒を飲んで眠った日向楓は、目が覚めたら、クロエ・バーテンブルク公爵夫人になっていた。この公爵夫人、使用人にはバカにされ、契約結婚した夫(アルフォンス)は冷たい。人の目なんか気にせず生きようと決めたばかりなのに最悪。どうなってしまうの!?
と、出だしはこんな感じです。
転生ではないです。記憶は共有してます。
バカにしてくる使用人達をシメ、女主人として立てるよう努力し(仕事はできるので、主に信頼を得る方で。)、夫との仲も徐々に良くなっていきます。
タイトルのお茶レシピは?というと、主人公はお茶オタクで、使用人や夫、騎士達にお茶を振るまい、リラックスタイムを楽しみます。公爵夫人のいる国はお茶の価値が低い国。お茶の良さを知ってもらいたいと事業を始め…と、お茶でどんどんすごい人になっていきます。
お茶チートもですけど、夫がデレていくのが楽しいです。
お茶のレシピ、参考になります。
(2022.5.26。web連載完結。追記)
1、2巻に10話ずつ収録されていたので、全14か15巻くらいになりそうです(全143話)。
以下、最後まで読んで。
日本語に訳されているので、主人公が日本人っぽくなっていますがたまーに海外っぽさがあります。でも元の世界の話はほとんど紅茶の話なので、そこまで違和感はありませんでした。(読んでいて、これを日本としちゃうのはちょっと…というお話がたまに。それでもやっぱり配信する国に合わせて、その国の人とした方がいいんですかね。)
クロエ(楓)になる前、クロエ(クロエ)時代に告白した相手がいて、その時は全く相手にされませんでしたが、クロエ(楓)に徐々に惹かれていきます。
相手が相手だけにどうなるのかハラハラしました。アルフォンスとクロエがっていうより(この時点で2人はラブラブなので)、相手方の始末のつけどころに。
楓はある日突然クロエになっていました。終盤になりますが元々のクロエがどうなったのか、きちんとお話に盛り込まれています。スッキリです。
外伝もたっぷり。
可愛らしい子が見れて嬉しかったです。
読み返してみると、やっぱりアルフォンスの変わりようが楽しい。政略結婚の契約内容の変更を求めるところとか、キュンとします。
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ノベル版(日本語)もピッコマで読めます。