千歳くんはラムネ瓶のなか 6 (ガガガ文庫) [Kindle]

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  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • 飛ぶ鳥を落とす勢い。6巻になってこれまで以上の厚さだ。

    今回は5巻の終わりに続く話で、読んでるこちらが苦しくなるような暗い話なのだが、先の展開が気になって物凄い速さで読み進めてしまった。

    1つの話を様々な登場人物の視点から見せるのが上手く、ヒロインの優空に焦点をたてながらも様々な人物の思いが交錯する内容になっていた。

    この厚さじゃ読むまでにしばらくかかるだろうなと思っていたが読み始めたらあっという間だった。ここまで読み進める度にモチベーションが上がっていく小説も珍しい。次巻も期待して読む予定だ。

  • シリーズ6冊目、内田優空~天下一統編▲すべては変わってしまった。唐突に、劇的に、残酷に…「大丈夫、だいじょうぶ」俺たちの夏は、まだ、終わらない▼プロローグの次が五章と!これは後編「むっかちーん」「ばっかちーん」と「ガラスブレイカー」らによる動乱を収束する解決編!トラウマと成功体験寄りの思考・行動をとらざるをえない早熟自己犠牲系の男女。自己中心的で複雑怪奇な条件付けに絡めとられる罠。この素晴らしいプロットにごく自然に友人たちのストーリーを乗せて解きほぐす作者の手腕に感服。直球ド真ん中の青春小説(2021年)

  • 6巻すごかった。

    スッキリした話ではないし、むしろぐっちゃぐちゃ。怨念にも似たすごい濃度のエモ。

    自分にとってチラムネを読むことは青春のお焚き上げ。

    青臭すぎて読んでいて恥ずかしくなることもあるけど、目を逸らしてはいけない何かがある気がする。

    魂(寿命かもしれない)を削って書いてきたとあとがきにある。そういう部分が文章の端々から感じ取れる。

    やはりすごい作品だと思う。こんな作品は珍しい。

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著者プロフィール

裕夢(ひろむ)
福井県出身の作家。『ラムネの瓶に沈んだビー玉の月』で第13回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞。受賞作を改題したデビュー作、『千歳くんはラムネ瓶のなか』を2019年6月18日に刊行。

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